舗装の設計(性能指標・構造設計・TA)
これは2級舗装施工管理技術者 応用試験 平成29年度(2017年6月25日(日)実施) 問2の問題です。論点は「舗装の設計」(重要度B・解答の形は穴埋め)。採点すると、解き方 5 手順・引っかけの指摘が読めます。
舗装の設計に関する次の文章の①〜⑤に当てはまる適当な数値や語句を、下記の〔数値〕または〔語句〕から選び、解答欄に記入しなさい。
〔数値〕 24 1000 3.5 12 400 1.0 2.4 1500 23
〔語句〕 設計基準交通 塑性変形 舗装計画交通 疲労破壊 断面交通 わだち掘れ
(1) [①]輪数は、表層の温度を60℃とし、路面に49kNの輪荷重を繰り返し加えた場合に当該舗装路面が下方に1mm変位するまでに要する回数として定める。
(2) 車道及び側帯の舗装路面における施工直後の平たん性は、[②]mm以下とする。
(3) 車道及び側帯の舗装路面における施工直後の浸透水量を求める場合、道路の区分に応じ[③]mℓ/15秒以上、または300mℓ/15秒以上とする。
(4) コンクリート舗装の経験に基づく構造設計においては、まず路盤面における所要の支持力が確保されるように路盤厚を設定し、次に[④]量に応じたコンクリート版厚の設定を行う。
(5) 設計CBR = 4、疲労破壊輪数N = 1,000,000回/10年の場合の必要等値換算厚TAを求めると[⑤]cmになる。ただし、計算式は、TA = 3.84 × N^0.16/CBR^0.3を用い、1,000,000^0.16 = 9、4^0.3 = 1.5として計算を行うものとする。
解答欄
正解
| ① | 塑性変形(塑性変形輪数 も正解) |
|---|---|
| ② | 2.4(2.4mm も正解) |
| ③ | 1000(1,000・1000mℓ/15秒 も正解) |
| ④ | 舗装計画交通(舗装計画交通量 も正解) |
| ⑤ | 24(24cm も正解) |
解き方
- ①:「舗装の構造に関する技術基準」(平成13年、国土交通省都市・地域整備局長・道路局長通知)で、塑性変形輪数は、表層の温度を60℃とし、舗装路面に49kNの輪荷重を繰り返し加えた場合に、舗装路面が下方に1mm変位するまでに要する回数と定義されている。疲労破壊輪数は、同じ49kNの輪荷重でひび割れが生じるまでの回数である。
- ②:同基準で、車道及び側帯の舗装の施工直後の平たん性は2.4mm以下(3mプロフィルメータによる標準偏差)とする。
- ③:雨水を路面下に円滑に浸透させる構造とする場合の施工直後の浸透水量は、第1種・第2種・第3種第1級及び第2級・第4種第1級の道路で1,000mℓ/15秒以上、その他の道路で300mℓ/15秒以上とする。
- ④:舗装設計便覧のコンクリート舗装の経験に基づく設計方法では、まず路床の設計CBRに応じて路盤厚を設定して路盤面で所要の支持力を確保し、次に舗装計画交通量に応じてコンクリート版厚を設定する。
- ⑤:TA=3.84×N^0.16/CBR^0.3=3.84×9/1.5=34.56/1.5=23.04cm。必要等値換算厚TAは、設計断面の等値換算厚TA'が下回ってはならない下限値なので、端数は切り上げて24cmとする。舗装設計便覧の「目標とするTA」の表でも、舗装計画交通量250以上1,000未満(N=1,000,000回/10年)・設計CBR4の値は24cmで、表の値はどの欄も計算値の小数点以下を切り上げたものになっている。
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平成29年度の前後の問題
出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した2級舗装施工管理技術者 応用試験 平成29年度(2017年6月25日(日)実施) 問2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する