令和4年度 問2論点:舗装の設計重要度 B未着手

舗装の設計(設計期間・塑性変形輪数・基盤条件ほか)

これは2級舗装施工管理技術者 応用試験 令和4年度(2022年6月26日(日)実施) 問2の問題です。論点は「舗装の設計」(重要度B・解答の形は穴埋め)。採点すると、解き方 5 手順・引っかけの指摘が読めます。

舗装の設計に関する次の文章の①〜⑤に当てはまる適当な語句を、下記の〔語句〕から選び、解答欄に記入しなさい。

〔語句〕 ① ひび割れ わだち掘れ 摩耗

② 疲労破壊輪数 塑性変形輪数 平たん性

③ ホイールトラッキング試験 3軸圧縮試験 路床土のCBR試験

④ 中温化技術 グースアスファルト舗装 排水性舗装

⑤ 弾性係数 破壊基準 厚さ

(1) 「舗装の構造に関する技術基準」に定める舗装の設計期間とは、自動車の輪荷重を繰り返し受けることによる舗装の[①]が生じるまでに要する期間として道路管理者が定める期間をいう。

(2) 普通道路の[②]は、表層温度が60℃の舗装路面に49kNの輪荷重を繰り返し加えた場合に、当該舗装路面が下方に1mm変位するまでに要する回数である。

(3) 施工基盤は舗装の出来形、品質および舗装としての性能の確保に大きな影響を与える。したがって、適切な舗装の設計を行うためには基盤条件を設定することが重要である。基盤条件として[③]やレジリエントモデュラス試験、路床の平板載荷試験などにより求めて設定する。

(4) 舗装の計画段階から、環境への負荷の軽減など環境の保全と改善について検討する必要がある。地球温暖化の抑制として、[④]は混合物製造時のCO2排出量の低減の効果が上げられる。

(5) コンクリート舗装の経験にもとづく設計方法による構造設計は、交通条件、基盤条件および環境条件をもとにして、路盤およびコンクリート版のそれぞれについて[⑤]を決定するものである。

解答欄

それぞれの空欄に当てはまるものを選んで「採点する」を押してください。

正解

①ひび割れ
②塑性変形輪数
③路床土のCBR試験(CBR試験 も正解)
④中温化技術(中温化 も正解)
⑤厚さ

解き方

  1. ① 「舗装の構造に関する技術基準」(平成13年)では、舗装の設計期間を「自動車の輪荷重を繰り返し受けることによる舗装のひび割れが生じるまでに要する期間として道路管理者が定める期間」と定義している。疲労破壊輪数はこの期間に対応する性能指標である。
  2. ② 同基準の塑性変形輪数は、表層温度60℃の舗装路面に49kNの輪荷重を繰り返し加えたとき、路面が下方に1mm変位するまでに要する回数で、わだち掘れに対する性能指標である(疲労破壊輪数は、49kNの輪荷重でひび割れが生じるまでの回数)。
  3. ③ 舗装設計便覧の基盤条件。路床(施工基盤)の支持力は、路床土のCBR試験によるCBR、レジリエントモデュラス試験による弾性係数、路床の平板載荷試験による支持力係数などで評価して設定する。
  4. ④ 中温化技術は、混合物の製造・施工温度を通常より30℃程度下げられる技術で、加熱に使う燃料が減り、混合物製造時のCO2排出量を低減できる。グースアスファルト舗装は逆に高温(220~260℃)で製造する。
  5. ⑤ 舗装設計便覧のコンクリート舗装の経験にもとづく設計方法では、交通条件(疲労破壊輪数・交通量区分)、基盤条件(路床の設計CBR)、環境条件をもとに、路盤の厚さとコンクリート版の厚さを表から決定する。弾性係数や破壊基準は理論的設計方法で用いる。
引っかけ:②の定義(60℃・49kN・1mm変位)は塑性変形輪数で、疲労破壊輪数と取り違えない。①の設計期間は「わだち掘れ」ではなく疲労破壊による「ひび割れ」。③のホイールトラッキング試験は混合物の耐流動性の試験で、基盤条件の設定には使わない。

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出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した2級舗装施工管理技術者 応用試験 令和4年度(2022年6月26日(日)実施) 問2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する