平成30年度 問2論点:舗装の設計重要度 B未着手

舗装の設計(残存TA・オーバーレイ厚・環境負荷軽減)

これは2級舗装施工管理技術者 応用試験 平成30年度(2018年6月24日(日)実施) 問2の問題です。論点は「舗装の設計」(重要度B・解答の形は穴埋め)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘が読めます。

舗装の設計に関する次の問の①〜⑤に当てはまる適当な数値や語句を下記の〔数値〕や〔語句〕から選び、解答欄に記入しなさい。

〔数値〕 2 3 4 18 23 40

〔語句〕 大粒径アスファルト舗装 中温化技術 遮熱性舗装 コンポジット舗装 ポーラスアスファルト舗装 スリップフォーム工法 サンドイッチ工法 グースアスファルト舗装 情報化施工技術

(1) 図-1に修繕の対象となっている既設アスファルト舗装の断面構成を示す。なお、各層の名称の右隣の【数値】は残存等値換算係数を示す。

この舗装の残存等値換算厚は[①]cmである。表-1に各交通量区分と必要等値換算厚の関係を示す。この路線の舗装計画交通量がN5で路床の設計CBRが6であった。修繕工法としてオーバーレイが可能な場合、オーバーレイの最小厚さは[②]cmとなる。

(2) 表-2に示す環境負荷軽減機能に対応する代表的な舗装技術を上記〔語句〕より選び③〜⑤に記入しなさい。

図-1 既設のアスファルト舗装の断面構成
層残存等値換算係数層厚
表層0.85cm
基層0.85cm
瀝青安定処理路盤0.610cm
切込砕石路盤0.220cm
路床(設計CBR = 6)
表-1 アスファルト舗装の必要等値換算厚(設計期間10年)
交通量区分\設計CBR34681220
N7454137343026
N6353228262320
N5262421191715
N4191816141311
N315141211109
表-2 環境負荷軽減機能と舗装技術
環境負荷軽減機能舗装技術
地球温暖化の抑制 加熱アスファルト混合物の製造時におけるCO2排出量の低減③
路面温度の上昇抑制 赤外線反射による路面温度の上昇抑制④
路面騒音の低減 エアポンピング音の発生抑制⑤

解答欄

それぞれの空欄に当てはまるものを選んで「採点する」を押してください。

正解

①18(18cm も正解)
②3(3cm も正解)
③中温化技術
④遮熱性舗装
⑤ポーラスアスファルト舗装

解き方

  1. ①残存等値換算厚 TA0 は、各層の残存等値換算係数 a′ と層厚 h の積の合計(舗装設計便覧のTA法による修繕設計)。TA0=0.8×5+0.8×5+0.6×10+0.2×20=4+4+6+4=18cm。
  2. ②表-1で交通量区分N5・設計CBR6の必要等値換算厚は TA=21cm。不足分は 21-18=3cm。オーバーレイに用いる加熱アスファルト混合物の等値換算係数は1.0なので、必要なオーバーレイ厚は 3÷1.0=3cm。オーバーレイ工法は厚さ3cm以上の加熱アスファルト混合物を舗設する工法で、最小厚さ3cmとも合う。
  3. ③中温化技術は、添加剤などで混合物の製造・施工温度を通常より約30℃下げ、製造時の燃料消費とCO2排出量を減らす技術(舗装施工便覧・環境負荷軽減の舗装)。
  4. ④遮熱性舗装は、路面に赤外線を反射する遮熱材を塗布・充填して路面温度の上昇を抑える。⑤ポーラスアスファルト舗装は、空隙がタイヤと路面の間の空気を逃がしてエアポンピング音を抑え、路面騒音を低減する。
引っかけ:①で層厚の合計(40cm)や係数を掛けない値を選ばない。②は必要TA(21)そのものでなく、残存TAとの差を等値換算係数1.0で割った厚さ。④の保水性舗装(水の気化熱)と遮熱性舗装(赤外線反射)を取り違えない。

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出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した2級舗装施工管理技術者 応用試験 平成30年度(2018年6月24日(日)実施) 問2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する