アスファルト舗装の施工
重要度 B舗装の施工で出題過去問 9問
アスファルト舗装の施工は、2級舗装施工管理技術者 応用試験の平成28年度〜令和8年度(10回)のうち9回で出題された論点です(収録50問中9問・重要度B)。出題されるのは舗装の施工です。
要点:混合物の製造・運搬・敷均し・締固め、継目、タックコート、寒冷期の施工、中温化。
覚える要点
- 温度:敷きならし110℃以上(ストレートアスファルト)、初転圧110〜140℃でヘアクラックが出ない限り高温、二次転圧終了70〜90℃、交通開放は表面温度50℃以下(高いと初期わだち)
- ローラは駆動輪をフィニッシャ側に向け、横断勾配の低い方から転圧。タイヤローラは交通荷重に似た作用で骨材のかみ合わせを良くし深さ方向に均一な密度。ヘアクラックは線圧過大・温度高すぎ・過転圧で生じる
- フィニッシャの締固め装置はスクリード振動式とタンパ併用式。クローラ式は牽引力、ホイール式は機動性を重視。表層の縦継目はレーンマーク位置に合わせ車輪走行位置を避ける
- タックコートはPK-4を0.3〜0.6L/m²、ポーラス舗装はゴム入りアスファルト乳剤。上層路盤仕上げ後は速やかにプライムコート(PK-3)を散布して養生
- 路盤:盛土路床・置換え・凍上抑制層は1層20cm以下、粒度調整路盤15cm以下(振動ローラで20cm)、下層路盤の最大粒径50mm以下(やむを得ず仕上がり厚の1/2以下で100mmまで)、上層路盤は40mm以下かつ仕上がり厚の1/2以下。加熱アスファルト安定処理は10cm超でシックリフト工法、混合しすぎると劣化
- 半たわみ性舗装は余剰セメントミルクを除去してすべり抵抗を確保し、普通タイプの養生は3日。鋼床版上のグースは床版の乾燥不足でブリスタリング。コンクリート版の養生は現場養生供試体の曲げ強度が配合強度の70%以上まで。セットフォーム工法の締固めはコンクリートフィニッシャ
勉強のしかた:問4で毎年出題(語群選択)。温度の4つの数値と路盤の厚さ・粒径の数値を暗記し、「駆動輪/案内輪」「低い方/高い方」「PK-3/PK-4」のような対で答えを決める練習をする。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、アスファルト舗装の施工で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 問4:④の110℃は敷きならし時の下限。初転圧110~140℃、二次転圧70~90℃、交通開放時の表面温度50℃以下と混同しない。
- 令和7年度 問4:③は「ポーラス舗装のバインダ」(ポリマー改質H型)と「タックコート」を取り違えやすい。⑤の70%は曲げ強度(圧縮強度ではない)。
- 令和6年度 問4:③の「基層の継目の直上」は避けるべき位置(継目を重ねない)。④の 1.0〜1.5 はプライムコートの散布量に近い値で、取り違えやすい。
- 令和5年度 問4:②の最大粒径 50mm は下層路盤。上層路盤(粒度調整砕石)は最大粒径 40mm 以下で、混同しやすい。
- 令和4年度 問4:⑤のタックコートは基層と表層のようにアスファルト混合物どうしの付着を目的とするもので、路盤の養生はプライムコート。④のブリージングはコンクリートの水の浮上、ポリッシングは骨材のすり磨きで、グースアスファルトのふくれとは違う。①の20cmは振動ローラを使う場合の上限。
- 令和3年度 問4:②の1/3・1/4は誤り(上層路盤の最大粒径は仕上がり厚の1/2以下)。③④を逆にしない(牽引力=クローラ、機動性=ホイール)。⑤の「タンパ」は小規模箇所の締固めに使う機械で、「レベリングフィニッシャ」は仕上げ用の名称ではない。
この論点の問題
舗装の施工(置換え工法の敷きならし厚・安定処理の混合・半たわみ性・敷きならし温度・セットフォーム)令和8年度 問4
舗装の施工(シックリフト・交通開放温度・タックコート・養生期間)令和7年度 問4
基層および表層の施工令和6年度 問4
舗装の施工(路床・下層路盤・ポーラス・交通開放)令和5年度 問4
舗装の施工(路盤・安定処理・グース・プライムコート)令和4年度 問4
舗装の施工機械と施工令和3年度 問4
路床および舗装の施工令和元年度 問4
舗装の施工(路盤・タックコート・転圧)平成29年度 問4
加熱アスファルト混合物の施工平成28年度 問4
出題実績は資格試験対策.netが平成28年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。