コルゲーション・わだち掘れの形態と原因
これは1級舗装施工管理技術者 応用試験 令和5年度(2023年6月25日(日)実施) 問5 (2)の問題です。論点は「維持修繕」(重要度A・解答の形は穴埋め・記述)。採点すると、解き方 2 手順・引っかけの指摘が読めます。
アスファルト舗装に発生する、①コルゲーション、②路床・路盤の圧縮変形によるわだち掘れについて、それぞれの破損形態および発生原因を、解答用紙に示された解答例を参考に、簡潔に記述しなさい。
(解答用紙の例)破損の種類:施工継ぎ目のひび割れ → 破損形態:縦方向や横方向の施工ジョイント部に発生する線状ひび割れ/発生原因:ジョイント部の接着不良により発生する。
解答欄
正解
道路の縦断方向に、波長の比較的短い波状の凹凸が連続して生じる。交差点の手前や坂路など、車両が停止・発進する箇所に多い。
59 字縦断方向に規則的な洗濯板状の凹凸が生じる変形で、交差点付近やバス停などに発生する。
混合物の安定性の不足(アスファルト量や細粒分が多い)や、層間の付着不良に、車両の制動・発進による水平力が加わって生じる。
60 字アスファルト量が多いなど混合物の配合が不適当で流動しやすい場合や、タックコート不良で層間がずれる場合に、制動・発進の水平力で発生する。
車輪の通過位置に、幅が広くなだらかな縦断方向の凹状の沈下が生じる。流動によるわだち掘れと違い、両側の盛り上がりはほとんど無い。
63 字車輪走行部が舗装全体として沈下する、幅の広い緩やかなわだち掘れで、路面の両側の盛り上がりが見られない。
路床・路盤の締固め不足や支持力不足、排水不良による路床の支持力低下のため、大型車の繰返し荷重で路床・路盤が圧縮沈下して生じる。
63 字路床・路盤の締固め不足や、雨水の浸入による支持力の低下に、交通荷重の繰返しが加わり、下層が圧密・圧縮変形して生じる。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 舗装施工便覧(平成18年版)・舗装設計便覧の破損の種類:コルゲーションは縦断方向の波長の短い波状の凹凸で、交差点・停止線・坂路など制動・発進の多い箇所に生じる。原因は混合物の安定性不足(アスファルト量過多、細粒分過多)、層間の付着不良、路盤の不良。
- わだち掘れには、表層・基層の混合物の塑性変形(流動)によるもの、摩耗によるもの、路床・路盤の圧縮変形(沈下)によるものがある。圧縮変形によるものは幅が広く緩やかで、流動によるもののような両側の盛り上がりが無い。原因は路床・路盤の締固め不足、支持力不足、排水不良による支持力の低下。
同じ論点の過去問
令和5年度の前後の問題
出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した1級舗装施工管理技術者 応用試験 令和5年度(2023年6月25日(日)実施) 問5 (2)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する