路面設計と構造設計の目的
これは1級舗装施工管理技術者 応用試験 令和3年度(2021年6月27日(日)実施) 問2 (1)の問題です。論点は「舗装の設計」(重要度A・解答の形は穴埋め・計算・記述)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
次の文章の①〜④に当てはまる適当な語句を解答欄に記入しなさい。
舗装の設計は、基本的に路面設計と構造設計の2つを対象に行う。路面設計は、安全、円滑かつ快適な走行性および環境の保全と改善効果などが得られるよう、[①]、[②]および[③]などの路面に求められる性能を確保するために行う。構造設計は、舗装に求められる性能のうち、所要の設計期間にわたって、主に[④]を確保することを目的として舗装構成と各層の厚さを決定するために行う。
解答欄
正解
| ① | 塑性変形抵抗性(塑性変形輪数・耐流動性・わだち掘れ抵抗性・平たん性・透水性・浸透水量・すべり抵抗性・騒音低減・騒音値 も正解) |
|---|---|
| ② | 平たん性(平坦性・塑性変形抵抗性・塑性変形輪数・透水性・浸透水量・すべり抵抗性・騒音低減・騒音値 も正解) |
| ③ | 透水性(浸透水量・塑性変形抵抗性・塑性変形輪数・平たん性・すべり抵抗性・騒音低減・騒音値・摩耗抵抗性 も正解) |
| ④ | 疲労破壊抵抗性(疲労破壊輪数・疲労破壊に対する抵抗性・ひび割れ抵抗性 も正解) |
解き方
- 舗装設計便覧・舗装設計施工指針では、舗装の設計を路面設計と構造設計に分ける。路面設計は路面に求められる性能(塑性変形抵抗性、平たん性、透水性、すべり抵抗性、騒音低減など)を確保するため表層・基層の材料や厚さを決める。
- 構造設計は、所要の設計期間にわたって主に疲労破壊抵抗性(性能指標は疲労破壊輪数)を確保するため、舗装構成と各層の厚さを決める。TA法や理論的設計方法がこれにあたる。
- 性能指標で書けば、①~③は塑性変形輪数・平たん性・浸透水量(車道の必須の性能指標のうち路面の性能)、④は疲労破壊輪数である。①~③は順不同。
引っかけ:④に「塑性変形抵抗性」を入れる誤りが多い。塑性変形(わだち掘れ)は表層・基層の混合物で決まる路面の性能で、構造設計の対象は疲労破壊(ひび割れ)である。①~③に疲労破壊を入れない。
同じ論点の過去問
令和8年度 問2 (1)舗装の構造設計方法(穴埋め)
令和8年度 問2 (3)性能指標に応じた表層材料の設定
令和7年度 問2 (1)アスファルト舗装の設計方法(TA法)
令和7年度 問2 (2)コンクリート舗装の理論的設計方法
令和7年度 問2 (3)工事用道路の累積49kN換算輪数の式
論点ページ:舗装の設計の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和3年度の前後の問題
出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した1級舗装施工管理技術者 応用試験 令和3年度(2021年6月27日(日)実施) 問2 (1)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する