必須の性能指標と歩道の構造基準
これは1級舗装施工管理技術者 応用試験 平成28年度(2016年6月26日(日)実施) 問2 (1)の問題です。論点は「舗装の設計」(重要度A・解答の形は穴埋め・計算・記述)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
次の文章の①〜④に当てはまる適当な語句を記入し、⑤〜⑧に数値を整数で記入しなさい。
「舗装の構造に関する技術基準」に定められる必須の性能指標は①、②、③である。雨水を道路の路面下に円滑に浸透させることができる構造の舗装とする場合には、④を規定し、設計速度60km/h以上の道路では、⑤mℓ/15s以上と規定されている。
「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(交通バリアフリー法)」と、それに必要な道路の構造に関する基準を定める省令において、歩道の横断勾配は、車両乗入れ部を除き⑥%以下と定められている。歩道に設ける車道等に対する高さ(縁石を除く)は、車両乗入れ部及び横断歩道に接続する部分を除き、⑦cmを標準とする。ただし、横断歩道に接続する歩道の縁端は、視覚障害者が確認できるように車道等の部分より高くするものとし、その段差は⑧cmを標準とする。
解答欄
正解
| ① | 疲労破壊輪数(疲労破壊輪数(回) も正解) |
|---|---|
| ② | 塑性変形輪数(塑性変形輪数(回/mm) も正解) |
| ③ | 平たん性(平坦性・平たん性(mm) も正解) |
| ④ | 浸透水量(浸透水量(mℓ/15s) も正解) |
| ⑤ | 1000 mℓ/15s(1,000・1000mℓ/15s も正解) |
| ⑥ | 1 %(1% も正解) |
| ⑦ | 5 cm(5cm も正解) |
| ⑧ | 2 cm(2cm も正解) |
解き方
- 「舗装の構造に関する技術基準」(平成13年国土交通省都市・地域整備局長・道路局長通達)で、車道及び側帯の舗装の新設・改築の際に必ず設定する性能指標は、疲労破壊輪数・塑性変形輪数・平たん性の3つである(①〜③は順不同)。
- 雨水を路面下に円滑に浸透させる構造の舗装(排水性舗装など)では、必要に応じて浸透水量を性能指標として設定する。基準値は、第1種・第2種・第3種第1級及び第2級・第4種第1級の道路(設計速度の高い道路。問題文の「設計速度60km/h以上の道路」)で1,000mℓ/15s以上、その他の道路で300mℓ/15s以上である。
- 「移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める省令」(平成18年国土交通省令第116号)により、歩道等の横断勾配は車両乗入れ部を除き1%以下(地形の状況等でやむを得ない場合は2%以下)、歩道等(縁石を除く)の車道等に対する高さは5cmを標準とし、横断歩道に接続する歩道等の縁端の段差は視覚障害者が確認できるよう2cmを標準とする。
引っかけ:⑤は300mℓ/15s(その他の道路の値)と取り違えやすい。⑥は原則の1%で答える。2%は地形の状況などでやむを得ない場合の緩和値で、道路構造令の歩道の横断勾配(2%を標準)とも混同しやすい。縦断勾配の5%とも区別する。
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論点ページ:舗装の設計の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成28年度の前後の問題
出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した1級舗装施工管理技術者 応用試験 平成28年度(2016年6月26日(日)実施) 問2 (1)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する