平成29年度 問8論点:土工・排水・土質重要度 A配点 1点未着手

土質試験と結果の利用

これは1級舗装施工管理技術者 一般試験 平成29年度(2017年6月25日(日)実施) 問8の問題です。論点は「土工・排水・土質」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

道路土工に用いる土質試験に関する次の組合せのうち、不適当なものはどれか。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(2) 液性限界・塑性限界試験 ― コンシステンシー指数 ― 地盤の液状化

解き方

  1. 液性限界・塑性限界試験からはコンシステンシー限界(液性限界wL・塑性限界wP)と塑性指数Ipが求まり、自然含水比と組み合わせてコンシステンシー指数Icを計算する。これらは細粒土の分類、盛土材料の適否、自然状態の粘性土の安定性(Icが1以上なら比較的安定)の判定などに用いる。
  2. 地盤の液状化の判定(簡便法)は、粒度試験で求める細粒分含有率・平均粒径と、標準貫入試験のN値から液状化に対する抵抗を求めて行う。液性限界・塑性限界試験の結果は、細粒分の多い土を判定対象に含めるかを塑性指数で決める補助に使うだけで、コンシステンシー指数は用いない。よって(2)が不適当である。

選択肢ごとの解説

  1. (1)適当。ポータブルコーン貫入試験のコーン指数からは軟弱な粘性土の粘着力を推定でき、軟弱な基礎地盤の安定性の検討やトラフィカビリティの判定に用いる。
  2. (2)不適当。液状化の判定は粒度(細粒分含有率・平均粒径)とN値で行う。コンシステンシー指数は粘性土の相対的な硬さ・安定性の判定に用いる指標で、液状化の判定には用いない。
  3. (3)適当。平板載荷試験で地盤反力係数を求め、基礎地盤の支持力の判定に用いる。
  4. (4)適当。標準貫入試験でN値を求め、基礎地盤の支持力の判定などに用いる。
引っかけ:ポータブルコーン貫入試験は「トラフィカビリティ」の組合せで覚えがちだが、粘着力の推定にも使う。液状化の判定に使うのは粒度とN値である。

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出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した1級舗装施工管理技術者 一般試験 平成29年度(2017年6月25日(日)実施) 問8。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する