トータルステーションによる標高の計算
これは2級土木施工管理技士 第一次検定 令和7年度 後期(2025年10月26日(日)実施) No.48の問題です。論点は「測量」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 4 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
新点Bの標高を求めるため,新点Bからトータルステーションで既知点Aに設置した反射鏡中心の鉛直角観測と距離測定を行って,下表の観測結果を得た。新点Bの標高として,適当なものは次のうちどれか。
ただし,既知点Aの標高は20.00mとし,AB両点共に偏心はなく,球差と気差を合わせた両差は考慮しないものとする。なお,sin(−30°) = −0.5
| 新点Bにおける観測結果 | ||
|---|---|---|
| 高低角 | αB | −30° 00′ 00″ |
| 斜距離 | LB | 300.00m |
| 既知点Aの測標高 | fA | 1.40m |
| 新点Bの器械高 | iB | 1.20m |

解答欄
正解
正解:(1) 170.20m
解き方
- 新点Bの器械中心の標高は HB + iB、既知点Aの反射鏡中心の標高は HA + fA である。両者の高低差は LB × sin αB なので、HA + fA = HB + iB + LB × sin αB が成り立つ。
- LB × sin αB = 300.00 × (−0.5) = −150.00m である。
- HB = HA + fA − iB − LB × sin αB = 20.00 + 1.40 − 1.20 + 150.00 = 170.20m となる。
- よって(1)が適当である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。HB = 20.00 + 1.40 − 1.20 + 150.00 = 170.20m である。
- (2)適当でない。計算値と5.00m違う。正しくは170.20mである。
- (3)適当でない。計算値と10.00m違う。正しくは170.20mである。
- (4)適当でない。計算値と15.00m違う。正しくは170.20mである。
引っかけ:高低角が負(俯角)なので、Bが高い位置にある。符号を誤ってHAから150mを引かないよう、図の位置関係を確かめる。
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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級土木施工管理技士 第一次検定 令和7年度 後期(2025年10月26日(日)実施) No.48。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する