トラバース測量の閉合比
これは2級土木施工管理技士 第一次検定 令和6年度 後期(2024年10月27日(日)実施) No.48の問題です。論点は「測量」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
トラバース測量において下表の観測結果を得た。閉合誤差は0.008mである。閉合比は次のうちどれか。
ただし,閉合比は有効数字4桁目を切り捨て,3桁に丸める。
| 側線 | 距離I(m) | 方位角 | 緯距L(m) | 経距D(m) |
|---|---|---|---|---|
| AB | 44.860 | 183°51′41″ | -44.758 | -3.021 |
| BC | 48.762 | 103°57′14″ | -11.759 | 47.323 |
| CD | 46.906 | 36°31′50″ | 37.691 | 27.921 |
| DE | 46.576 | 325°16′14″ | 38.279 | -26.534 |
| EA | 49.666 | 246°56′0″ | -19.459 | -45.695 |
| 計 | 236.770 | -0.006 | -0.006 |
- 閉合誤差 = 0.008m
解答欄
正解
正解:(3) 1/29500
解き方
- 閉合比は閉合誤差を全測線長で割り,分子を1とした分数で表す。
- 閉合比 = 0.008 ÷ 236.770 = 1 ÷ (236.770 ÷ 0.008) = 1/29596.25 である。
- 分母の有効数字4桁目(29596の4桁目の9)以下を切り捨てて3桁に丸めると1/29500となり,(3)が正しい。
選択肢ごとの解説
- (1)誤り。236.770÷0.008=29596から得られる値と合わない。
- (2)誤り。29596の4桁目以下を切り捨てた値(29500)と合わない。
- (3)正しい。1/29596.25の4桁目以下を切り捨て1/29500となる。
- (4)誤り。分母が29596より大きく,切り捨ての条件にも合わない。
引っかけ:閉合誤差は緯距・経距の誤差から√(0.006²+0.006²)≒0.0085mだが,問題では0.008mと与えられている。丸めは四捨五入でなく切り捨てである。
同じ論点の過去問
令和8年度 後期 No.48トータルステーションによる標高の計算
令和8年度 前期 No.48TSの観測による新点の標高
令和7年度 後期 No.48トータルステーションによる標高の計算
令和7年度 前期 No.48トータルステーションによる標高の計算
令和6年度 前期 No.48閉合トラバース測量の方位角
論点ページ:測量の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和6年度 後期の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級土木施工管理技士 第一次検定 令和6年度 後期(2024年10月27日(日)実施) No.48。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する