令和6年度 前期 No.54論点:安全管理重要度 A配点 1点未着手

コンクリート造の工作物の解体作業

これは2級土木施工管理技士 第一次検定 令和6年度 前期(2024年6月2日(日)実施) No.54の問題です。論点は「安全管理」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。

労働安全衛生法上,高さ5m以上のコンクリート造の工作物の解体作業に伴う危険を防止するために事業者が行うべき事項に関する次の記述のうち,誤っているものはどれか。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(4) 作業の方法及び労働者の配置を決定し,作業を直接指揮する。

解き方

  1. 労働安全衛生規則第517条の15により、事業者は高さ5m以上のコンクリート造の工作物の解体等の作業を行うときは、作業区域への関係者以外の立入禁止(第1号)、強風・大雨・大雪等の悪天候時の作業中止(第2号)、器具・工具等を上げ下ろすときのつり綱・つり袋等の使用(第3号)の措置を講じなければならない。
  2. 作業の方法及び労働者の配置を決定し、作業を直接指揮することは、第517条の18でコンクリート造の工作物の解体等作業主任者に行わせる職務であり、事業者が行う事項としては(4)が誤っている。

選択肢ごとの解説

  1. (1)正しい。器具・工具等の上げ下ろしには、つり綱・つり袋等を使用させる(第517条の15第3号)。
  2. (2)正しい。作業区域内には関係者以外の立入りを禁止する(第517条の15第1号)。
  3. (3)正しい。悪天候で危険が予想されるときは作業を中止する(第517条の15第2号)。
  4. (4)誤り。作業方法・労働者の配置の決定と直接指揮は作業主任者の職務である(第517条の18)。
引っかけ:「作業の方法及び労働者の配置を決定し、作業を直接指揮する」は作業主任者の職務の定番。事業者の措置と区別する。
現行法令との関係:第517条の15第1号は、令和8年厚生労働省令第3号(2026-04-01施行)で「作業を行う区域内には、関係労働者以外の労働者の立入りを禁止すること」から「当該作業を行う区域内に関係する作業従事者以外の者が立ち入ることについて、禁止する旨を見やすい箇所に表示することその他の方法により禁止すること」に改められ、労働者以外の者(一人親方等)も対象になった。(2)の文は現行でも誤りとはいえず、この問題の答えは変わらない。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級土木施工管理技士 第一次検定 令和6年度 前期(2024年6月2日(日)実施) No.54。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する