車両系建設機械を用いた作業の安全
これは2級土木施工管理技士 第一次検定 令和5年度 前期(2023年6月4日(日)実施) No.59の問題です。論点は「安全管理」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
車両系建設機械を用いた作業において,事業者が行うべき事項に関する下記の①〜④の4つの記述のうち,労働安全衛生法上,正しいものの数は次のうちどれか。
① 岩石の落下等により労働者に危険が生ずるおそれのある場所で作業を行う場合は,堅固なヘッドガードを装備した機械を使用させなければならない。
② 転倒や転落により運転者に危険が生ずるおそれのある場所では,転倒時保護構造を有し,かつ,シートベルトを備えたもの以外の車両系建設機械を使用しないように努めなければならない。
③ 機械の修理やアタッチメントの装着や取り外しを行う場合は,作業指揮者を定め,作業手順を決めさせるとともに,作業の指揮等を行わせなければならない。
④ ブームやアームを上げ,その下で修理等の作業を行う場合は,不意に降下することによる危険を防止するため,作業指揮者に安全支柱や安全ブロック等を使用させなければならない。
解答欄
正解
正解:(3) 3つ
解き方
- 労働安全衛生規則第153条(岩石の落下等のおそれがある場所での堅固なヘッドガード)、第157条の2(転倒時保護構造とシートベルトを備えた機械を使用する努力義務)、第165条(修理・アタッチメント装着等での作業指揮者の選任と作業手順の決定・指揮)により①②③は正しい。
- 第166条第1項は、ブーム・アーム等を上げてその下で修理・点検等を行うときは、「当該作業に従事する労働者」に安全支柱、安全ブロック等を使用させると定めており、作業指揮者に使用させるとした④は誤りである。正しいものは3つで、(3) が正解である。
選択肢ごとの解説
- (1)誤り。正しいものは①②③の3つである。
- (2)誤り。正しいものは①②③の3つである。
- (3)正しい。①②③が正しく、④は誤りである。
- (4)誤り。④は作業指揮者ではなく作業に従事する労働者に使用させる。
引っかけ:作業指揮者の役割は作業手順の決定・作業の指揮と、安全支柱等の使用状況の監視(第165条)である。安全支柱等を使うのは作業に従事する労働者である。
同じ論点の過去問
令和8年度 後期 No.53足場の作業床
令和8年度 後期 No.54コンクリート造の工作物の解体作業
令和8年度 後期 No.63型枠支保工の安全管理
令和8年度 後期 No.64移動式クレーンを用いた作業の安全
令和8年度 前期 No.53足場の作業床(労働安全衛生法)
論点ページ:安全管理の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和5年度 前期の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級土木施工管理技士 第一次検定 令和5年度 前期(2023年6月4日(日)実施) No.59。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する