労働基準法(労働時間・休憩・休日・年次有給休暇)
これは2級土木施工管理技士 第一次検定 令和4年度 後期(2022年10月23日(日)実施) No.32の問題です。論点は「労働基準法」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
労働時間,休憩,休日,年次有給休暇に関する次の記述のうち,労働基準法上,誤っているものはどれか。
解答欄
正解
正解:(3) 使用者は,労働組合との協定により,労働時間を延長して労働させる場合でも,延長して労働させた時間は1箇月に150時間未満でなければならない。
解き方
- 労働基準法第36条第6項第2号により、36協定で時間外・休日労働をさせる場合でも、1箇月の時間外労働と休日労働の合計は100時間未満でなければならない。「150時間未満」とする (3) が誤り。
- 休憩は労働時間が6時間を超えると45分以上、8時間を超えると1時間以上を労働時間の途中に与える(第34条第1項)。休日は毎週少なくとも1回(第35条第1項)、年次有給休暇は6箇月継続勤務し全労働日の8割以上出勤した労働者に10労働日を与える(第39条第1項)。
- なお出題当時、建設業は附則第139条第2項により上限規制の適用が猶予されていたが、2024年4月1日から一般の事業と同じく適用されている。
選択肢ごとの解説
- (1)正しい。第34条第1項により、8時間を超える場合は少なくとも1時間の休憩を途中に与える。
- (2)正しい。第35条第1項により、毎週少なくとも1回の休日を与える(4週4日以上の例外あり)。
- (3)誤り。第36条第6項第2号により、時間外と休日労働の合計は1箇月100時間未満である。
- (4)正しい。第39条第1項により、6箇月継続勤務・8割以上出勤の労働者に10労働日を与える。
引っかけ:上限の数値(原則は月45時間・年360時間、特別条項でも月100時間未満・複数月平均80時間以内・年720時間以内)を取り違えやすい。休憩の「6時間超で45分、8時間超で1時間」もあわせて覚える。
現行法令との関係:建設業(工作物の建設の事業)は、出題当時(2022年)は労働基準法附則第139条第2項により第36条第3項〜第5項と第6項(第2号・第3号)の上限規制の適用が猶予されていたが、2024年4月1日から適用されている(災害時の復旧・復興の事業は、当分の間、月100時間未満・複数月平均80時間以内の規制を適用しない。附則第139条第1項)。第36条第6項第2号の「100時間未満」は変わっておらず、この問題の答えは変わらない。(3) の「150時間未満」は本試験の問題文どおり(ページ画像 p11 で確認)。
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論点ページ:労働基準法の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和4年度 後期の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級土木施工管理技士 第一次検定 令和4年度 後期(2022年10月23日(日)実施) No.32。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する