令和4年度 前期 No.49論点:安全管理重要度 A配点 1点未着手

コンクリート造の工作物の解体作業

これは2級土木施工管理技士 第一次検定 令和4年度 前期(2022年6月5日(日)実施) No.49の問題です。論点は「安全管理」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。

高さ5m以上のコンクリート造の工作物の解体作業における危険を防止するため事業者が行うべき事項に関する次の記述のうち,労働安全衛生法上,誤っているものはどれか。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(1) 強風,大雨,大雪等の悪天候のため,作業の実施について危険が予想されるときは,当該作業を慎重に行わなければならない。

解き方

  1. 労働安全衛生規則第517条の15第2号は、強風、大雨、大雪等の悪天候のため作業の実施について危険が予想されるときは当該作業を「中止すること」と定めている。「慎重に行わなければならない」とした(1)が誤りである。
  2. 引倒し等の作業の一定の合図と関係労働者への周知(第517条の16第1項)、器具・工具等の上げ下ろしでのつり綱・つり袋等の使用(第517条の15第3号)、作業区域内への関係者以外の立入禁止(同第1号)は規定どおりである。

選択肢ごとの解説

  1. (1)誤り。悪天候で危険が予想されるときは作業を中止する(安衛則第517条の15第2号)。
  2. (2)正しい。引倒し等について一定の合図を定め、関係労働者に周知させる(第517条の16)。
  3. (3)正しい。器具・工具等の上げ下ろしにはつり綱・つり袋等を使わせる(第517条の15第3号)。
  4. (4)正しい。作業区域内への関係者以外の立入りを禁止する(第517条の15第1号)。
引っかけ:悪天候時の規定は「中止」であり、「慎重に行う」「注意して行う」は誤りである。
現行法令との関係:第517条の15第1号は、出題当時の「作業を行う区域内には、関係労働者以外の労働者の立入りを禁止すること」から、令和6年厚生労働省令第80号(2025年4月1日施行)で労働者以外の者も対象とし表示等の方法で禁止する規定に改められ、さらに令和8年厚生労働省令第3号(2026年4月1日施行)で「当該作業を行う区域内に関係する作業従事者以外の者が立ち入ることについて、禁止する旨を見やすい箇所に表示することその他の方法により禁止すること」となった。(4)の関係労働者以外の労働者の立入禁止は現行の義務にも含まれ、第2号(悪天候時の中止)も変わらないので、この問題の答えは変わらない。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級土木施工管理技士 第一次検定 令和4年度 前期(2022年6月5日(日)実施) No.49。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する