コンクリートの劣化機構と劣化要因
これは2級土木施工管理技士 第一次検定 令和3年度 前期(2021年6月6日(日)実施) No.14の問題です。論点は「コンクリート構造物の劣化・補修」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
コンクリートの[劣化機構]と[劣化要因]に関する次の組合せのうち,適当でないものはどれか。
[劣化機構] ― [劣化要因]
解答欄
正解
正解:(4) 凍害 ― 繰返し荷重
解き方
- 凍害は、コンクリート中の水分の凍結と融解の繰返しによって、ひび割れやスケーリング、ポップアウトが生じる劣化である。劣化要因は凍結融解作用であり、繰返し荷重は疲労の要因なので、(4)が適当でない。
- 中性化の要因は二酸化炭素、塩害の要因は塩化物イオン、アルカリシリカ反応の要因は反応性骨材(とアルカリ)である(コンクリート標準示方書[維持管理編])。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。二酸化炭素との反応でアルカリ性が低下し、鋼材が腐食しやすくなる。
- (2)適当。塩化物イオンにより鋼材の不動態被膜が壊れ、腐食する。
- (3)適当。反応性骨材がアルカリと反応して膨張し、ひび割れを生じる。
- (4)適当でない。凍害の要因は凍結融解作用で、繰返し荷重は疲労の要因である。
引っかけ:「繰返し」という言葉につられない。荷重の繰返しは疲労、凍結と融解の繰返しは凍害である。
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論点ページ:コンクリート構造物の劣化・補修の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和3年度 前期の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級土木施工管理技士 第一次検定 令和3年度 前期(2021年6月6日(日)実施) No.14。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する