車両系建設機械の災害防止の安全対策
これは1級土木施工管理技士 第二次検定 令和5年度(2023年10月1日(日)実施) 問題10の問題です。論点は「安全管理」(重要度A・解答の形は記述)。採点すると、解き方 2 手順・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
車両系建設機械による労働者の災害防止のため,労働安全衛生規則の定めにより事業者が実施すべき具体的な安全対策を5つ,解答欄に記述しなさい。
解答欄
正解
機械の転落や地山の崩壊等による危険を防ぐため,あらかじめ作業場所の地形・地質の状態を調査し記録する。
50 字作業場所が暗いときは,前照灯を備えた機械を使用する(作業を安全に行える照度が保たれている場合を除く)。
岩石の落下等の危険がある場所では,堅固なヘッドガードを備えた機械を使用する。
調査結果に応じて,機械の種類・能力,運行経路,作業の方法を示した作業計画を定め,関係労働者に周知する。
51 字最高速度が10km/hを超える機械は,地形・地質に応じた制限速度を定め,運転者に守らせる。
路肩や傾斜地で機械の転倒・転落により危険が生じるおそれがあるときは,誘導者を配置して誘導させる。
運転中の機械に接触するおそれのある箇所は,表示等により立入りを禁止する。誘導者に誘導させる場合を除く。
51 字誘導者を置くときは一定の合図を定め,誘導者に合図を行わせる。運転者は誘導に従う。
運行経路の路肩の崩壊や地盤の不同沈下を防止し,必要な幅員を確保する。
運転者が運転位置を離れるときは,バケット等を地上に下ろし,原動機を止め,走行ブレーキをかけさせる。
49 字乗車席以外の箇所に作業従事者を乗せない。
パワー・ショベルによる荷のつり上げなど,主たる用途以外の用途に使用しない(法令の条件を満たす場合を除く)。
転倒・転落のおそれがある場所では,転倒時保護構造とシートベルトを備えた機械を使い,シートベルトを使用させるよう努める。
機械を移送するための積卸しは,平坦で堅固な場所で行い,道板は十分な長さ・幅・強度のものを適当な勾配で取り付ける。
56 字その日の作業を開始する前に,ブレーキ及びクラッチの機能を点検する。
1年以内ごとに1回特定自主検査を,1月以内ごとに1回定期自主検査を行い,記録を3年間保存する。
ブーム・アームを上げて点検・修理するときは,安全支柱や安全ブロック等を使用させる。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 労働安全衛生規則第2編第2章第1節(車両系建設機械,第152条~第171条)の事業者の義務から5つ書く。前照灯・ヘッドガード,調査と記録,作業計画,制限速度,転落等の防止,接触の防止,合図,運転位置から離れる場合の措置,移送,搭乗の制限,使用の制限,主たる用途以外の使用の制限,修理時の作業指揮者・安全支柱,定期自主検査・作業開始前点検など。
- 接触の防止(第158条)と搭乗の制限(第162条)は,2025年4月の改正で対象が労働者以外の作業従事者(一人親方・他社の労働者など)にも広がり,立入禁止は表示その他の方法で行うことになった。
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令和5年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第二次検定 令和5年度(2023年10月1日(日)実施) 問題10。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する