労働災害防止の安全管理(誤り訂正)
これは1級土木施工管理技士 第二次検定 令和4年度(2022年10月2日(日)実施) 問題10の問題です。論点は「安全管理」(重要度A・解答の形は記述)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
建設工事現場で事業者が行なうべき労働災害防止の安全管理に関する次の文章の①〜⑥のすべてについて,労働安全衛生法令等で定められている語句又は数値の誤りが文中に含まれている。①〜⑥から5つ選び,その番号,「誤っている語句又は数値」及び「正しい語句又は数値」を解答欄に記述しなさい。
① 高所作業車を用いて作業を行うときは,あらかじめ当該高所作業車による作業方法を示した作業計画を定め,関係労働者に周知させ,当該作業の指揮者を届け出て,その者に作業の指揮をさせなければならない。
② 高さが3m以上のコンクリート造の工作物の解体等の作業を行うときは,工作物の倒壊,物体の飛来又は落下等による労働者の危険を防止するため,あらかじめ当該工作物の形状,き裂の有無,周囲の状況等を調査し作業計画を定め,作業を行わなければならない。
③ 土石流危険河川において建設工事の作業を行うときは,作業開始時にあっては当該作業開始前48時間における降雨量を,作業開始後にあっては1時間ごとの降雨量を,それぞれ雨量計等により測定し,記録しておかなければならない。
④ 支柱の高さが3.5m以上の型枠支保工を設置するときは,打設しようとするコンクリート構造物の概要,構造や材質及び主要寸法を記載した書面及び図面等を添付して,組立開始14日前までに所轄の労働基準監督署長に提出しなければならない。
⑤ 下水道管渠等で酸素欠乏危険作業に労働者を従事させる場合は,当該作業を行う場所の空気中の酸素濃度を18%以上に保つよう換気しなければならない。しかし爆発等防止のため換気することができない場合等は,労働者に防毒マスクを使用させなければならない。
⑥ 土止め支保工の切りばり及び腹おこしの取付けは,脱落を防止するため,矢板,くい等に確実に取り付けるとともに,火打ちを除く圧縮材の継手は重ね継手としなければならない。
解答欄
正解
① 誤:届け出て 正:定め
13 字① 誤:指揮者を届け出て 正:指揮者を定め
⑥ 誤:重ね継手 正:突合せ継手
② 誤:3m 正:5m
11 字② 誤:3メートル 正:5メートル
⑥ 誤:重ね継手 正:突合せ継手
③ 誤:48時間 正:24時間
15 字③ 誤:作業開始前48時間 正:作業開始前24時間
⑥ 誤:重ね継手 正:突合せ継手
④ 誤:14日前 正:30日前
15 字④ 誤:組立開始14日前 正:工事開始の30日前
⑥ 誤:重ね継手 正:突合せ継手
⑤ 誤:防毒マスク 正:空気呼吸器等
18 字⑤ 誤:防毒マスク 正:送気マスク(空気呼吸器,酸素呼吸器)
⑥ 誤:重ね継手 正:突合せ継手
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- ①安衛則第194条の9・第194条の10:作業計画を定めて周知し,作業の指揮者を「定め」て指揮させる(届出は不要)。②安衛則第517条の14:高さ5m以上のコンクリート造の工作物の解体等は事前調査と作業計画が必要。③安衛則第575条の11:作業開始前24時間の降雨量と作業開始後1時間ごとの降雨量を把握し記録する。
- ④安衛法第88条第1項と安衛則別表第7:支柱の高さ3.5m以上の型枠支保工は,工事開始の30日前までに労働基準監督署長に届け出る。⑤酸欠則第5条・第5条の2:酸素濃度18%以上に換気し,換気できないときは空気呼吸器等を使わせる(防毒マスクは酸素欠乏には無効)。⑥安衛則第371条:圧縮材(火打ちを除く)の継手は突合せ継手とする。
- 6つのうち5つを選び,番号と「誤っている語句・数値」「正しい語句・数値」を組にして書く。
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令和4年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第二次検定 令和4年度(2022年10月2日(日)実施) 問題10。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する