令和2年度 問題10論点:安全管理重要度 A未着手

機械掘削・積込み作業中の事故防止対策

これは1級土木施工管理技士 第二次検定 令和2年度(2020年12月6日(日)実施) 問題10の問題です。論点は「安全管理」(重要度A・解答の形は記述)。採点すると、解き方 2 手順・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。

建設工事現場における機械掘削及び積込み作業中の事故防止対策として,労働安全衛生規則の定めにより,事業者が実施すべき事項を5つ解答欄に記述しなさい。

ただし,解答欄の(例)と同一内容は不可とする。

解答欄

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本試験は解答用紙の枠に手書きです。書き終えたら「採点する」で模範解答と要点を表示し、書けていた要点にチェックを入れて記録します。

字数は本試験の解答欄に入るおおよその量です。「〜する」「〜を行う」の形で、具体的な数値や方法まで書くと要点が入りやすくなります。

正解

実施すべき事項 1 模範解答

あらかじめ作業場所の地形・地質・地層の状態や埋設物等を調査して記録し,掘削の時期と順序を定める。

48 字
別解

点検者を指名し,作業開始前,大雨の後,中震以上の地震の後に地山の浮石・き裂・湧水などを点検させる。

ガス導管や地中電線路等を損壊するおそれのあるときは掘削機械を使わず,埋設物を防護・移設する。

実施すべき事項 2 模範解答

機械の種類・能力,運行経路,作業の方法を示した作業計画を定め,運行経路と作業方法を関係労働者に周知する。

52 字
別解

最高速度が10km/hを超える機械は,地形・地質に応じた制限速度を定め,運転者に守らせる。

運搬機械・掘削機械・積込機械の運行経路と,土石の積卸し場所への出入りの方法を定めて周知する。

実施すべき事項 3 模範解答

運転中の機械に接触するおそれのある箇所は,表示などにより作業従事者の立入りを禁止する(誘導者に誘導させる場合を除く)。

59 字
別解

地山の崩壊や土石の落下のおそれがあるときは,土止め支保工や防護網を設け,作業従事者の立入りを禁止する。

乗車席以外の箇所に作業従事者を乗せない。

実施すべき事項 4 模範解答

路肩や傾斜地で機械の転倒・転落により危険が生じるおそれがあるときは,誘導者を配置して機械を誘導させる。

51 字
別解

誘導者を置くときは一定の合図を定めて誘導者に合図を行わせ,運転者はその合図に従う。

運行経路の路肩の崩壊や地盤の不同沈下を防止し,必要な幅員を保持する。

実施すべき事項 5 模範解答

掘削面の高さが2m以上の地山の掘削では,地山の掘削作業主任者を選任し,作業を直接指揮させる。

46 字
別解

運転者が運転位置を離れるときは,バケットを地上に下ろし,原動機を止め,走行ブレーキをかけさせる。

パワー・ショベルによる荷のつり上げなど,主たる用途以外に使用しない(法令の条件を満たす場合を除く)。

その日の作業を開始する前に,ブレーキとクラッチの機能を点検する。

要点(書けていたものにチェック)実施すべき事項 1実施すべき事項 2実施すべき事項 3実施すべき事項 4実施すべき事項 5
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。

模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。

解き方

  1. 労働安全衛生規則の車両系建設機械(第152条~第171条)と明り掘削(第355条~第367条)の事業者の義務から5つ書く。調査と記録,作業計画,制限速度,転落等の防止,接触の防止,合図,運転位置から離れる場合の措置,搭乗の制限,主たる用途以外の使用の制限,作業開始前点検,地山の点検,作業主任者,埋設物の防護,運行経路の周知,誘導者の配置,保護帽の着用などがある。
  2. 解答欄の(例)と同じ内容は書かない。(例)は解答用紙に印刷されているので,別解から重ならないものを選ぶ。接触の防止(第158条)・搭乗の制限(第162条)・地山の崩壊等の防止(第361条)は,現行の規定では労働者以外の作業従事者(一人親方・他社の労働者など)も対象になる。
引っかけ:「安全に注意する」「KY活動を行う」など条文に基づかない一般論は不可。同じ条文の内容を言い換えて2つに分けない。数値(制限速度10km/h,掘削面の高さ2m)は正確に。
現行法令との関係:出題当時の第158条は「労働者を立ち入らせてはならない」,第162条は「乗車席以外の箇所に労働者を乗せてはならない」,第361条は「労働者の立入りを禁止する」だった。令和6年厚生労働省令第80号(2025-04-01施行)で対象が作業に従事する者(一人親方・他社の労働者など)に広がり,第158条の立入禁止は「禁止する旨を見やすい箇所に表示することその他の方法により」行うことになった(令和8年厚生労働省令第3号,2026-04-01施行で「作業従事者」の語に整理)。問題の前提は変わらず,模範解答は現行の規定で書いた。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第二次検定 令和2年度(2020年12月6日(日)実施) 問題10。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する