構造物と盛土の接続部の段差防止(穴埋め)
これは1級土木施工管理技士 第二次検定 平成29年度(2017年10月1日(日)実施) 問題2の問題です。論点は「土工」(重要度A・解答の形は穴埋め・記述)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
橋台,カルバートなどの構造物と盛土との接続部分では,不同沈下による段差が生じやすく,平坦性が損なわれることがある。その段差を生じさせないようにするための施工上の留意点に関する次の文章の[ ]の(イ)〜(ホ)に当てはまる適切な語句を解答欄に記述しなさい。
(1) 橋台やカルバートなどの裏込め材料としては,非圧縮性で(イ)性があり,水の浸入による強度の低下が少ない安定した材料を用いる。
(2) 盛土を先行して施工する場合の裏込め部の施工は,底部が(ロ)になり面積が狭く,締固め作業が困難となり締固めが不十分となりやすいので,盛土材料を厚く敷き均しせず,小型の機械で入念に施工を行う。
(3) 構造物裏込め付近は,施工中や施工後において水が集まりやすいため,施工中の排水(ハ)を確保し,また構造物壁面に沿って裏込め排水工を設け,構造物の水抜き孔に接続するなどの十分な排水対策を講じる。
(4) 構造物が十分な強度を発揮した後でも裏込めやその付近の盛土は,構造物に偏土圧を加えないよう両側から(ニ)に薄層で施工する。
(5) (ホ)は,盛土と橋台などの構造物との取付け部に設置し,その境界に生じる段差の影響を緩和するものである。
解答欄
正解
| (イ) | 透水(透水性 も正解) |
|---|---|
| (ロ) | くさび形(くさび状・楔形・クサビ形 も正解) |
| (ハ) | 勾配(こう配 も正解) |
| (ニ) | 均等(均一 も正解) |
| (ホ) | 踏掛版(踏掛板・踏掛け版・踏み掛け版・踏掛けスラブ も正解) |
解き方
- 出典は道路土工 盛土工指針(平成22年度版)の盛土と構造物との接続部(取付け部)の施工。裏込め材料は,非圧縮性で透水性があり,水の浸入による強度の低下が少ない安定した材料(粒度の良い粗粒土)を用いる。
- 盛土を先行すると裏込め部は底部がくさび形で狭くなり,大型機械が入れないので,薄く敷き均して小型の締固め機械で入念に締め固める。水が集まりやすいので施工中の排水勾配を確保し,壁面沿いの裏込め排水工を水抜き孔に接続する。
- 偏土圧を加えないよう裏込めは両側から均等に薄層で施工する。踏掛版は取付け部に鉄筋コンクリート版を掛け渡し,境界に生じる段差の影響を緩和する。
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平成29年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第二次検定 平成29年度(2017年10月1日(日)実施) 問題2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する