令和8年度 問題A No.4論点:構造力学重要度 B配点 1点未着手

部材の断面形状と軸方向応力

これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和8年度(2026年7月5日(日)実施) 問題A No.4の問題です。論点は「構造力学」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

下図の各部材の軸方向に,一対の荷重Pが断面全体に作用している場合,各部材に生じる軸方向応力σの値が,左側から小さい順に並べられているものはどれか。

ただし,部材の寸法は,a = 200mm,(イ)及び(エ)の部材の厚さは,t = 10mmとし,密度は均一なものとする。

(ア)〜(エ)の4つの部材(いずれも高さa,幅a)。各部材の上面に上向きの荷重P,下面に下向きの荷重Pが断面全体に作用している(断面を点で示す)。(ア) 一辺aの正方形断面の中実の角柱。(イ) 外形が一辺aの正方形で,厚さtの中空断面(角形の管)の部材。(ウ) 底辺a,高さaの三角形断面の中実の三角柱。(エ) 外形が(ウ)と同じ底辺a,高さaの三角形で,厚さtの中空断面の部材。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(1) (ア) ― (ウ) ― (イ) ― (エ)

解き方

  1. 軸方向応力は σ = P / A であり、荷重 P が同じなので断面積 A が大きいほど応力は小さい。
  2. 断面積は、(ア) 200² = 40,000mm²、(ウ) 200×200/2 = 20,000mm²、(イ) 200² − 180² = 7,600mm²、(エ) 外形の三角形 20,000mm² から内側の相似な三角形(内接円半径 61.8mm → 51.8mm、面積約 14,050mm²)を除いて約 5,950mm² である。
  3. 断面積の大きい順は (ア)>(ウ)>(イ)>(エ) なので、応力の小さい順は (ア)−(ウ)−(イ)−(エ) となる。

選択肢ごとの解説

  1. (1)適当。断面積が(ア)40,000>(ウ)20,000>(イ)7,600>(エ)約5,950mm²で、応力はこの逆順。
  2. (2)適当でない。これは応力の大きい順(断面積の小さい順)である。
  3. (3)適当でない。中空の(イ)7,600mm²は中実の(ウ)20,000mm²より断面積が小さく、応力は大きい。
  4. (4)適当でない。応力の大きい順に近い並びで、(イ)と(ウ)の順も逆である。
引っかけ:外形の大きい中空断面(イ)を中実の三角形(ウ)より断面積が大きいと思い込みやすい。応力は外形でなく実際の断面積で決まる。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和8年度(2026年7月5日(日)実施) 問題A No.4。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する