令和7年度 問題A No.3論点:構造力学重要度 B配点 1点未着手

単純梁の曲げモーメント図

これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年7月6日(日)実施) 問題A No.3の問題です。論点は「構造力学」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

下図の単純梁に集中荷重Pが作用した場合の曲げモーメント図として,適当なものは次の図のうちどれか。

ただし,梁の自重は考慮しないものとする。

支間Lの単純梁(左端は回転支点,右端は移動支点)。左の支点からL/3の位置と2L/3の位置に,それぞれ下向きの集中荷重Pが作用している。寸法はL/3,L/3,L/3(全長L)。
選択肢(1)〜(4)の曲げモーメント図(梁の全長にわたって描かれ,⊕は正,⊖は負)。(1) 両支点で0,中央で最大となる曲線(放物線状)の分布で,全体が⊕。(2) 両支点の0から荷重点(L/3,2L/3の位置)まで直線的に増え,2つの荷重点の間は一定となる台形の分布で,全体が⊕。(3) 両支点で⊖の値が最大となり,中央へ向かって減って0を横切り,中央付近は曲線状に⊕となる分布。(4) 全長にわたって⊕の一定値で,2つの荷重点の間(中央のL/3区間)だけ値が大きい一定値となる階段状の分布。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(2) 両支点の0から荷重点まで直線的に増え,2つの荷重点の間で一定となる台形の正(⊕)の曲げモーメント図

解き方

  1. 荷重が対称なので支点反力は RA = RB = P である。
  2. 左支点から x(0 ≦ x ≦ L/3)の曲げモーメントは M = P·x で直線的に増え、荷重点で M = PL/3 となる。
  3. L/3 ≦ x ≦ 2L/3 では M = P·x − P(x − L/3) = PL/3 で一定となり、右側は対称に直線で0に戻る。よって台形の正の曲げモーメント図 (2) が適当である。

選択肢ごとの解説

  1. (1)適当でない。放物線状の分布は等分布荷重が作用する場合の曲げモーメント図である。
  2. (2)適当。支点から荷重点まで直線で増え、荷重点の間は PL/3 で一定の台形分布となる。
  3. (3)適当でない。単純梁の支点の曲げモーメントは0で、支点付近が負になることはない。
  4. (4)適当でない。単純梁の支点で曲げモーメントは0であり、全長で一定値の階段状にはならない。
引っかけ:集中荷重だけが作用する区間では曲げモーメントは直線、せん断力が0の区間では一定になる。放物線は等分布荷重の場合である。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年7月6日(日)実施) 問題A No.3。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する