構造力学

重要度 B力学で出題過去問 6問

構造力学は、1級土木施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち3回で出題された論点です(収録975問中6問・重要度B)。出題されるのは力学です。

要点:はりの反力・曲げモーメント、応力とひずみ、断面の性質。令和6年度から必須の力学問題。

覚える要点

  • 単純梁に対称な集中荷重 P が 2 つ作用すると反力は各 P。荷重間はせん断力 0 で曲げモーメントは PL/3 で一定(中央集中荷重 1 つなら PL/4)
  • 集中荷重だけの区間の曲げモーメント図は直線、等分布荷重の区間は放物線。せん断力が 0 の区間では曲げモーメントは一定になる
  • 片持梁に等分布荷重 w が作用すると、合力 wL は載荷区間の中央に作用し、固定端の曲げモーメントの大きさは wL×L/2=wL²/2
  • 図心を通る軸に関する断面一次モーメントは 0、断面二次モーメントは最小。図心は x0=Sy/A、y0=Sx/A で求める
  • 軸方向応力 σ=P/A。直径 D の円形断面は A=πD²/4 なので σ=4P/(πD²)。中空断面は外形ではなく実際の断面積で応力の大小を判断する

勉強のしかた:毎年2問。反力→せん断力→曲げモーメントの順に手計算する練習を数問こなし、PL/4・PL/3・wL²/2 など代表的な値と図の形を結び付けて覚える。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、構造力学で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 問題A No.3:合力の作用位置を自由端と考えて −wL² を選びやすい。等分布荷重の合力は載荷区間の中央に作用する。
  • 令和8年度 問題A No.4:外形の大きい中空断面(イ)を中実の三角形(ウ)より断面積が大きいと思い込みやすい。応力は外形でなく実際の断面積で決まる。
  • 令和7年度 問題A No.3:集中荷重だけが作用する区間では曲げモーメントは直線、せん断力が0の区間では一定になる。放物線は等分布荷重の場合である。
  • 令和7年度 問題A No.4:半径rなら A = πr²、直径Dなら A = πD²/4。係数4の有無を取り違えやすい。
  • 令和6年度 問題A No.3:集中荷重が2つあるので反力は各 P(P/2 ではない)。支間中央に集中荷重1つの場合の PL/4 と混同しないこと。
  • 令和6年度 問題A No.4:図心を通る軸では断面一次モーメントは0,断面二次モーメントは最小になる。両者を混同しないこと。

この論点の問題

同じ分野で出る論点

力学では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。