コンシステンシー限界
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年7月6日(日)実施) 問題A No.2の問題です。論点は「土質力学」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
下図のコンシステンシー限界に関する下記の文章中の[ ]の(イ),(ロ),(ハ)に当てはまる語句の次の組合せのうち,適当なものはどれか。
土が塑性状から液状に移るときの境界の含水比を,[ (イ) ]という。
土が塑性状から半固体状に移るときの境界の含水比を,[ (ロ) ]という。
土の含水比を,ある量以下に減じてもその体積が減少しない状態の含水比を,収縮限界という。
[ (イ) ]と[ (ロ) ]の含水比の幅を,[ (ハ) ]という。
![コンシステンシー限界と土の状態との関係の図。縦軸は土の体積,横軸は含水比[%]。含水比0から大きくなるにつれて,固体状(かたく固まっている)→ 収縮限界 → 半固体状(ぼろぼろになり形をつくれない)→ (ロ) → 塑性状(自由な形につくれる)→ (イ) → 液状(流れてしまい形をつくれない)と変わる。土の体積は収縮限界より含水比が小さい範囲ではほぼ一定で,それより大きくなると直線的に増える。体積の内訳として空気・水・土粒子を示す。(ロ)と(イ)の間の含水比の幅に(ハ)の矢印が付いている。](/doboku-1-1ji/fig/r2025-a-2-1.png)
解答欄
正解
正解:(3) (イ) 液性限界 ― (ロ) 塑性限界 ― (ハ) 塑性指数
解き方
- 土が塑性状から液状に移る境界の含水比を液性限界wL、塑性状から半固体状に移る境界の含水比を塑性限界wPという(JIS A 1205)。
- 液性限界と塑性限界の含水比の幅は塑性指数 Ip = wL − wP である。液性指数 IL = (w − wP)/Ip は自然含水比の相対的な位置を示す別の指標である。
- よって (イ)液性限界、(ロ)塑性限界、(ハ)塑性指数 の (3) が適当である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。(イ)と(ロ)が逆であり、(ハ)も液性指数ではなく塑性指数である。
- (2)適当でない。(イ)(ロ)は正しいが、wL − wP の幅は液性指数ではなく塑性指数である。
- (3)適当。(イ)液性限界、(ロ)塑性限界、(ハ)塑性指数 Ip = wL − wP である。
- (4)適当でない。(ハ)は正しいが、(イ)と(ロ)が逆である。
引っかけ:図は右へ行くほど含水比が大きい。液状側の境界が液性限界、半固体側の境界が塑性限界である。液性指数と塑性指数の取り違えにも注意する。
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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年7月6日(日)実施) 問題A No.2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する