場所打ち杭工法の施工
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年7月6日(日)実施) 問題A No.19の問題です。論点は「基礎工・土留め」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
場所打ち杭工法の施工に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
解答欄
正解
正解:(1) オールケーシング工法では,ケーシングチューブを引き抜く際に,コンクリートの天端が下がるので,あらかじめ下がり量を考慮し,流動性の低いコンクリートを使用する。
解き方
- オールケーシング工法でケーシングチューブを引き抜くと、チューブの肉厚分だけコンクリート天端が下がるので、あらかじめ下がり量を見込んで打ち込む。
- 場所打ち杭のコンクリートは水中で打ち込むので流動性の良いものとし、道路橋示方書IVでは水中コンクリートのスランプを18〜21cmとすることを原則としている。流動性の低いコンクリートは充塡不良の原因となる。
- ケーシング先端のコンクリート中への挿入、リバース工法の一次孔底処理、スタンドパイプより先行する掘削の禁止はいずれも正しいので、適当でないものは (1) である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。下がり量の考慮は正しいが、コンクリートは流動性の良いもの(スランプ18〜21cm)を用いる。
- (2)適当。打込み中は、ケーシングチューブ先端をコンクリート上面から所定の深さ以上挿入しておく。
- (3)適当。粘性のある安定液を使わないので粗粒子が沈降し、一次孔底処理でスライムをほぼ処理できる。
- (4)適当。ハンマグラブの掘削がスタンドパイプより先行すると、地盤を緩めたり崩壊させたりする。
引っかけ:前半の「下がり量を考慮」は正しく、後半の「流動性の低い」が誤りの箇所である。
現行法令との関係:道路橋示方書は2025年8月22日通知(国都街第47号・国道国技第93号)で改定され、2026年4月1日以降に新たに着手する設計に適用されている。場所打ち杭の水中コンクリートの配合(スランプ18〜21cm等)の規定は平成29年版15.8.8から令和7年版23.8.8に移ったが、内容は同じで、この問題の答えは変わらない。
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論点ページ:基礎工・土留めの要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和7年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年7月6日(日)実施) 問題A No.19。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する