鋼管杭の現場溶接の施工
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年7月6日(日)実施) 問題A No.18の問題です。論点は「基礎工・土留め」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
鋼管杭の現場溶接の施工に関する次の記述のうち,適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(3) 現場溶接継手は,所要の強度,剛性及び形状を有すると共に,施工性にも配慮した構造とするため,一般に半自動溶接法によることが多い。
解き方
- 杭基礎施工便覧では、鋼管杭の現場溶接継手は所要の強度・剛性と施工性を考慮し、一般に半自動アーク溶接で行う。道路橋示方書IVでも既製杭の現場溶接継手はアーク溶接継手を原則としている。
- 溶接前には錆・土・油等とともに水分も除去し、上杭と下杭の軸線を一致させて目違い・ルート間隔等を確認・修正する。
- 溶接後は全溶接部の外観を肉眼で確認し、内部のきずは超音波探傷試験等で確認する。よって適当なものは (3) である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。正しくは錆・土・油等とともに水分も除去してから溶接する。
- (2)適当でない。正しくは上杭と下杭の軸線を一致させて、目違いやルート間隔等を確認・修正する。
- (3)適当。鋼管杭の現場溶接は、一般に半自動溶接法で行う。
- (4)適当でない。内部のきずは肉眼では確認できず、超音波探傷試験等で確認する。
引っかけ:(4) は前半の外観検査は正しく、後半の内部きずの確認方法だけが誤りである。文の最後まで読む。
現行法令との関係:道路橋示方書は2025年8月22日通知(国都街第47号・国道国技第93号)で改定され、2026年4月1日以降に新たに着手する設計に適用されている。既製杭の現場溶接継手の規定は平成29年版15.7.7から令和7年版23.7.7に移ったが、内容(アーク溶接継手を原則とする等)は同じで、この問題の答えは変わらない。
同じ論点の過去問
令和8年度 問題A No.17道路橋の基礎形式の種類と特徴
令和8年度 問題A No.18既製杭(中掘り・プレボーリング)の施工
令和8年度 問題A No.19場所打ち杭工法の施工
令和8年度 問題A No.20各種土留め工の特徴
令和7年度 問題A No.17道路橋の基礎形式の種類と特徴
論点ページ:基礎工・土留めの要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和7年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年7月6日(日)実施) 問題A No.18。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する