工程管理に用いる各工程表の特徴
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年7月2日(日)実施) 問題B No.26の問題です。論点は「工程管理」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
工程管理に用いられる各工程表の特徴に関する下記の文章中の[ ]の(イ)〜(ニ)に当てはまる語句の組合せとして,適当なものは次のうちどれか。
座標式工程表は,一方の軸に工事期間を,他の軸に工事量等を座標で表現するもので,[ (イ) ]工事では工事内容を確実に示すことができる。
グラフ式工程表は,横軸に工期を,縦軸に各作業の[ (ロ) ]を表示し,予定と実績の差を直視的に比較でき,施工中の作業の進捗状況もよくわかる。
バーチャートは,横軸に時間をとり各工種が時間経過に従って表現され,作業間の関連がわかり,工期に影響する作業がどれであるか[ (ハ) ]。
ネットワーク式工程表は,1つの作業の遅れや変化が工事全体の工期にどのように影響してくるかを[ (ニ) ]。
解答欄
正解
正解:(1) (イ) 路線に沿った ― (ロ) 出来高比率 ― (ハ) は掴みにくい ― (ニ) 正確に捉えることができる
解き方
- 座標式工程表は一方の軸に工期、他方の軸に工事量等をとるもので、道路やトンネルのような路線に沿った工事で工事内容を確実に示せる(イ)。グラフ式工程表は縦軸に各作業の出来高比率をとり、予定と実績を直視的に比較できる(ロ)。
- バーチャートは作業間の関連は分かるが、工期に影響する作業がどれであるかは掴みにくい(ハ)。ネットワーク式工程表は1つの作業の遅れが全体工期にどう影響するかを正確に捉えられる(ニ)。よって(1)となる。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。路線に沿った・出来高比率・は掴みにくい・正確に捉えることができる。
- (2)適当でない。(イ)は路線に沿った、(ロ)は出来高比率で、(ハ)(ニ)も逆である。
- (3)適当でない。座標式は平面的に広がる工事ではなく路線に沿った工事に適する。
- (4)適当でない。(ロ)は出来高比率、(ハ)は掴みにくい、(ニ)は正確に捉えられる。
引っかけ:工期に影響する作業(クリティカルな作業)を把握できるのはネットワーク式工程表の特徴で、バーチャートではない。
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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年7月2日(日)実施) 問題B No.26。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する