工事原価管理(原価管理・コストコントロール)
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年7月2日(日)実施) 問題B No.24の問題です。論点は「施工計画」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
工事原価管理に関する下記の①〜④の4つの記述のうち,適当なもののみを全てあげている組合せは次のうちどれか。
①原価管理とは,工事の適正な利潤の確保を目的として,工事遂行過程で投入・消費される資材・労務・機械や施工管理等に費やされるすべての費用を対象とする管理統制機能である。
②コストコントロールとは,施工計画に基づきあらかじめ設定された予定原価に対し品質よりも安価となることを採用し原価をコントロールすることにより,工事原価の低減を図るものである。
③コストコントロールの結果,得られた実施原価をフィードバックし以降の工事に反映させ,工事の経済性向上を図る総合的な原価管理をコストマネジメントという。
④原価管理は,品質・工程・安全・環境の各管理項目と並んで施工管理を行う上で不可欠な管理要素で,個々の項目の判断基準として費用対効果が常に考慮されるため重要である。
解答欄
正解
正解:(3) ①③④
解き方
- 原価管理は、工事の適正な利潤の確保を目的に、資材・労務・機械・施工管理等に費やすすべての費用を対象とする管理統制機能であり(①)、品質・工程・安全・環境と並ぶ施工管理の不可欠な要素である(④)。コストコントロールで得た実施原価をフィードバックして以降の工事に反映させる総合的な原価管理をコストマネジメントという(③)。
- ②は「品質よりも安価となることを採用し」としており、所要の品質を確保したうえで原価の低減を図るという原則に反するので適当でない。適当なものは①③④である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。②は品質より安価を優先しており適当でない。
- (2)適当でない。①も適当であり、①が欠けている。
- (3)適当。①③④が適当で、②は品質より安価を優先しているので誤りである。
- (4)適当でない。②は適当でなく、①が欠けている。
引っかけ:原価低減は品質を確保したうえで行うもので、品質を犠牲にする安価な方法の採用ではない。
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論点ページ:施工計画の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和5年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年7月2日(日)実施) 問題B No.24。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する