砂防堰堤の基礎と施工
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年7月2日(日)実施) 問題A No.24の問題です。論点は「砂防・地すべり」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
砂防堰堤の施工に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
解答欄
正解
正解:(1) 基礎地盤の透水性に問題がある場合は,グラウト等の止水工により改善を図り,また,パイピングに対しては,止水壁や水抜き暗渠を設けて改善を図るのが一般的である。
解き方
- 砂防堰堤の基礎処理では、堰堤の安定上、透水性に問題がある場合はグラウト等の止水工で改善し、パイピングに対しては浸透経路長を確保するため、堤底幅を広くするか止水壁・カットオフ等を設けて改善する(長野県 砂防施設の設計等、河川砂防技術基準に準じた設計要領)。
- 水抜き暗渠は堤体の水抜きであり、基礎のパイピング対策ではないので、(1)が適当でない。根入れは所定の強度が得られる地盤でも、岩盤で1m以上、砂礫盤で2m以上確保する。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。パイピングには堤底幅の拡大や止水壁・カットオフで浸透経路長を確保する。
- (2)適当。不均質性や風化の速度を考慮し、岩盤で1m以上、砂礫盤で2m以上根入れする。
- (3)適当。掘削で緩んだ岩盤を除く岩盤清掃と湧水・漏水の処理を行ってから打ち込む。
- (4)適当。砂礫基礎の強度不足には、底幅の拡大による応力分散や杭・セメント混合による改良を行う。
引っかけ:前半のグラウトによる止水は正しく、パイピング対策の「水抜き暗渠」だけがすり替えられている。
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論点ページ:砂防・地すべりの要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和5年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年7月2日(日)実施) 問題A No.24。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する