道路橋の基礎形式の種類と特徴
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年7月4日(日)実施) 問題A No.12の問題です。論点は「基礎工・土留め」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
道路橋で用いられる基礎形式の種類とその特徴に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
解答欄
正解
正解:(4) ケーソン基礎は,沈設時に基礎周面の摩擦抵抗を大きくできるように構造的な配慮等が行われることから,基礎周面のみで支持することを原則としている。
解き方
- ケーソン基礎は沈設時に周面の摩擦抵抗を小さくするよう構造的に配慮される。そのため鉛直荷重に対しては、基礎底面の鉛直地盤反力のみで支持することを原則とする(道路橋示方書・同解説Ⅳ下部構造編)。
- (4)は「周面の摩擦抵抗を大きく」「周面のみで支持」の2点が逆であり、適当でない。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。支持杭の支持層への根入れ深さは、設計上少なくとも杭径程度を確保するのが基本である。
- (2)適当。先端支持で井筒部の下端拘束を地盤に期待するため、支持層への根入れが必要である。
- (3)適当。長期の鉛直変位を検討し、周面摩擦力で所要の支持力が得られる根入れを確保する。
- (4)適当でない。沈設時は周面摩擦を小さくする配慮をし、鉛直荷重は底面のみで支持するのが原則。
引っかけ:周面摩擦で支えるのは摩擦杭である。ケーソンは沈設しやすくするため周面摩擦を減らす工夫をする。
現行法令との関係:道路橋示方書は2025年8月22日に改定され(国都街第47号・国道国技第93号)、2026年4月1日以降に着手する設計から適用される。現行のⅣ下部構造編では杭基礎が15章、ケーソン基礎が16章、鋼管矢板基礎が17章に再編された。16.1は、ケーソン基礎の鉛直荷重に対する抵抗として基礎部底面の鉛直地盤反力のみを考慮すると定めている。この問題の答えは変わらない。
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論点ページ:基礎工・土留めの要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和3年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年7月4日(日)実施) 問題A No.12。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する