平成30年度 問題B No.30論点:品質管理重要度 A配点 1点未着手

鉄筋の継手(ガス圧接・機械式継手)

これは1級土木施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年7月1日(日)実施) 問題B No.30の問題です。論点は「品質管理」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 4 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

鉄筋の継手に関する次の記述のうち,適当なものはどれか。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(3) 機械式継手には,ねじ節鉄筋継手,モルタル充てん継手などの方法があり,その施工上の制約は,適用鉄筋径,雨天時施工,必要電源の確保,養生方法などがある。

解き方

  1. 鉄筋ガス圧接継手は、接合端面を突き合わせて軸方向に加圧しながら接合部を約1,200〜1,300℃に加熱し、端面を溶かさずに赤熱状態(固相)のまま接合する。高温で溶かして接合するとする (1) は適当でない。
  2. ガス圧接部の超音波探傷試験では、送信探触子から発信した超音波が圧接面の欠陥で反射し、受信探触子で受信される。反射波が強いほど欠陥が大きいので、反射波の強さが一定の判定レベル以上のものを不合格とする。(4) は合否が逆である。
  3. ねじ節鉄筋継手は、ねじ節鉄筋を内面にねじを切ったカプラーでつなぎ、カプラー内の鉄筋のねじ節とカプラーのねじとのすきまにグラウト(モルタルや樹脂)を充てん硬化させて固定する方法と、カプラー両側に配置したロックナットにトルクを与えて締め付け固定する方法がある。トルクを与えて締め付けるのはロックナットで、(2) の「ロックボルト」は誤りであり、(2) は適当でない。
  4. 機械式継手にはねじ節鉄筋継手、モルタル充てん継手などがあり、工法ごとに適用できる鉄筋径、雨天時の施工の可否、必要な電源の確保、充てん材の養生方法などの施工上の制約があるので、これらを考慮して工法を選ぶ。(3) が適当である。

選択肢ごとの解説

  1. (1)適当でない。ガス圧接は端面を溶かさず、加熱・加圧して赤熱状態(固相)のまま接合する。
  2. (2)適当でない。カプラー両側でトルクを与えて締め付けるのはロックボルトではなくロックナットである。
  3. (3)適当。機械式継手は工法ごとに適用鉄筋径・雨天時施工・必要電源・養生方法などの施工上の制約がある。
  4. (4)適当でない。欠陥があると反射波が強くなるので、反射波の強さが一定の判定レベル以上のものを不合格とする。
引っかけ:ガス圧接は溶接と違い、端面を溶かさない固相接合である。超音波探傷は反射波が小さいほど良好である。(2) はねじ節鉄筋継手の 2 つの固定方法を正しく並べているように見えるが、締め付ける部材は「ロックナット」で、「ロックボルト」の一語が誤りである。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年7月1日(日)実施) 問題B No.30。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する