平成30年度 問題B No.12論点:工程管理重要度 A配点 1点未着手

ネットワーク式工程表(最早開始日・余裕日数・工期)

これは1級土木施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年7月1日(日)実施) 問題B No.12の問題です。論点は「工程管理」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

下図のネットワーク式工程表に関する次の記述のうち,適当なものはどれか。

ただし,図中のイベント間のA〜Kは作業内容,日数は作業日数を表す。

ネットワーク式工程表。結合点(イベント)は⓪〜⑨。作業と日数:⓪→①がA(5日),①→②がB(5日),②→③がC(7日),③→⑤がD(6日),②→④がE(6日),④→⑤がF(5日),⑤→⑨がJ(6日),①→⑥がG(2日),⑥→⑦がH(7日),⑦→⑧がI(7日),⑧→⑨がK(4日)。破線の矢線(ダミー)が⑤→⑧にある。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(1) 作業Kの最早開始日は,工事開始後23日である。

解き方

  1. 最早結合点時刻を順に求める。①5日、②10日、③17日、④16日、⑤=max(17+6, 16+5)=23日、⑥7日、⑦14日、⑧=max(⑦14+7, ⑤23+ダミー0)=23日、⑨=max(⑤23+6, ⑧23+4)=29日となる。
  2. 作業Kは⑧から始まるので最早開始日は工事開始後23日であり、(1) が適当である。工期は29日、クリティカルパスは⓪→①→②→③→⑤→⑨である。
  3. (2) の経路①→⑥→⑦→⑧の余裕日数は、同じ①から⑧に至る最長経路①→②→③→⑤→⑧(5+7+6+0=18日)との差で求める。①→⑥→⑦→⑧は2+7+7=16日なので、余裕日数は18−16=2日であり、4日ではない。

選択肢ごとの解説

  1. (1)適当。⑧の最早時刻は⑤からのダミー経由の23日と⑦からの21日の大きい方で23日である。
  2. (2)適当でない。①→⑥→⑦→⑧は16日で、①から⑧までの最長経路①→②→③→⑤→⑧の18日に対し余裕は2日である。
  3. (3)適当でない。②→④→⑤の11日は②→③→⑤の13日より短く、クリティカルパスは③を通る。
  4. (4)適当でない。工期は⓪→①→②→③→⑤→⑨の5+5+7+6+6=29日である。
引っかけ:ダミー⑤→⑧を見落とすと⑧の最早時刻を21日と誤る。また、⑧の最遅時刻は29−4=25日で作業Kにも2日の余裕があるため、作業G・H・Iを遅らせても工期が延びない日数(トータルフロート)は4日になる。これは⑧より後の余裕まで含めた値で、(2) が問う①から⑧までの経路の余裕日数(2日)とは別のものである。

同じ論点の過去問

平成30年度の前後の問題

1級土木施工管理技士 第一次検定 過去問一覧(回別・論点別)

出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年7月1日(日)実施) 問題B No.12。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する