ヒステリシス曲線の比較
これは2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度 後期(2022年11月13日(日)実施) No.2の問題です。論点は「電気理論」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
図のア,イは材料の異なる磁性体のヒステリシス曲線を示したものである。両者を比較した記述として,不適当なものはどれか。
ただし,磁性体の形状及び体積並びに交番磁界の周波数は同じとし,B:磁束密度〔T〕,H:磁界の強さ〔A/m〕とする。

解答欄
正解
正解:4.イのほうが,ヒステリシス損は小さい。
解き方
- ヒステリシス曲線の縦軸との交点が残留磁気,横軸との交点が保磁力,ループの面積がヒステリシス損(1サイクル当たり)に比例する。
- アは幅が狭く背が高いので,最大磁束密度と残留磁気が大きく,保磁力が小さい。イは幅が広いので保磁力が大きく,ループの面積が大きいのでヒステリシス損も大きい。よって「イのほうがヒステリシス損は小さい」とする4が不適当。
選択肢ごとの解説
- 1.適当。アのほうが最大磁束密度は大きい。
- 2.適当。アは横軸との交点が原点に近く,保磁力が小さい。
- 3.適当。イは縦軸との交点が低く,残留磁気が小さい。
- 4.不適当。イはループの面積が大きいので,ヒステリシス損は大きい。
引っかけ:ループの面積=ヒステリシス損。変圧器の鉄心には幅の狭いアのような材料が適する。
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論点ページ:電気理論の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和4年度 後期の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度 後期(2022年11月13日(日)実施) No.2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する