平行導体に働く電磁力の向き
これは2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度 前期(2021年6月13日(日)実施) No.2の問題です。論点は「電気理論」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
図に示す平行導体ア,イに電流を流したとき,導体アに働く力の方向として,正しいものはどれか。
ただし,導体アおよびイには紙面の表から裏に向かう方向に電流が流れるものとする。

解答欄
正解
正解:2.b
解き方
- 平行な2本の導体に同じ向きの電流が流れると互いに引き合う力(吸引力)が働き,逆向きなら反発力が働く。
- 仕組みで確かめると,イの電流(表から裏)がアの位置につくる磁界は,右ねじの法則により紙面上で上向き(aの向き)になる。アの電流(表から裏)とこの磁界にフレミングの左手の法則を当てはめると,力はイに向かう右向きになる。
- したがって導体アに働く力はbの向きである。イにも同じ大きさでアに向かう力が働く。
選択肢ごとの解説
- 1.誤り。aはイの電流がアの位置につくる磁界の向きで,力の向きではない。
- 2.正しい。同じ向きの電流どうしは引き合うので,アにはイに向かう右向き(b)の力が働く。
- 3.誤り。cは導体を結ぶ線に直角な向きで,平行導体間の電磁力はこの向きには働かない。
- 4.誤り。dはイから遠ざかる向きで,電流が逆向きのときの反発力の向きである。
引っかけ:同方向の電流は吸引,逆方向の電流は反発。磁界の向き(a)と力の向き(b)を取り違えさせる図なので,左手の法則で一度確かめる。
同じ論点の過去問
令和8年度 前期 No.1電荷と電流
令和8年度 前期 No.2平行導体板間の平等電界
令和8年度 前期 No.3直並列回路の分流
令和7年度 後期 No.1抵抗の温度変化
令和7年度 後期 No.2点電荷間に働く静電力(クーロンの法則)
論点ページ:電気理論の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和3年度 前期の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度 前期(2021年6月13日(日)実施) No.2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する