ヒステリシス曲線の比較
これは2級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成30年度 後期(2018年11月11日(日)実施) No.2の問題です。論点は「電気理論」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
図のア,イは材質の異なる磁性体のヒステリシス曲線を示したものである。両者を比較した記述として,不適当なものはどれか。
ただし,磁性体の形状及び体積並びに交番磁界の周波数は同じとする。

解答欄
正解
正解:1.アのほうが,保磁力は大きい。
解き方
- 保磁力は曲線が横軸(H軸)と交わる点の値,残留磁気は縦軸(B軸)と交わる点の値,ヒステリシス損は曲線で囲まれた面積に比例する。
- アは横幅が狭いので保磁力はイより小さい。よって「アのほうが保磁力は大きい」とした選択肢1が不適当である。
- 残留磁気と保磁力がともに大きい材料は永久磁石に適し,曲線の面積が小さい材料は鉄損が少ないので変圧器などの鉄心に適する。
選択肢ごとの解説
- 1.不適当。アは横軸との交点が原点に近く,保磁力はイより小さい。
- 2.適当。イの曲線の頂点はアより低く,最大磁束密度は小さい。
- 3.適当。アは縦軸との交点が高く,残留磁気が大きい。
- 4.適当。イは囲む面積が大きく,ヒステリシス損が大きい。
引っかけ:横幅=保磁力,縦軸との交点=残留磁気,面積=ヒステリシス損。保磁力が小さく面積が小さい材料は変圧器の鉄心向き。
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→平成30年度 後期の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成30年度 後期(2018年11月11日(日)実施) No.2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する