並列コンデンサに蓄えられるエネルギー
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年7月13日(日)実施) No.1の問題です。論点は「電気理論」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
図に示す回路において,電圧V = 10Vを加えたとき,静電容量C₁ = 2μF,C₂ = 4μFのコンデンサに蓄えられる合計のエネルギーWの値〔J〕として,正しいものはどれか。

解答欄
正解
正解:3.3×10⁻⁴J
解き方
- 並列接続の合成静電容量は C = C₁ + C₂ = 2 + 4 = 6μF である。
- 蓄えられるエネルギーは W = CV² / 2 = 6 × 10⁻⁶ × 10² / 2 = 3 × 10⁻⁴J となる。よって選択肢3が正しい。
- 個別に求めても,C₁は 2 × 10⁻⁶ × 10² / 2 = 1 × 10⁻⁴J,C₂は 2 × 10⁻⁴J で,合計3 × 10⁻⁴Jとなる。
選択肢ごとの解説
- 1.誤り。3×10⁻⁵Jは CV / 2 の値で,電圧を2乗していない。
- 2.誤り。6×10⁻⁵Jは電荷量(6μF × 10V = 6×10⁻⁵C)の値で,エネルギーではない。
- 3.正しい。W = 1/2 × 6×10⁻⁶ × 100 = 3×10⁻⁴J。
- 4.誤り。6×10⁻⁴Jは1/2をかけ忘れた値である。
引っかけ:静電エネルギーは CV²/2。並列の合成容量は和。
同じ論点の過去問
令和8年度 No.1平行板コンデンサの静電容量
令和8年度 No.2一様な電界中で電荷を動かす仕事
令和8年度 No.3RLC直列回路の有効電力
令和8年度 No.4倍率器による電圧計の測定範囲の拡大
令和8年度 No.6Y結線の低圧コンデンサの無効電力
論点ページ:電気理論の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和7年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年7月13日(日)実施) No.1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する