同期発電機と誘導発電機
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年6月11日(日)実施) No.6の問題です。論点は「電気機器」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
発電機に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:3.誘導発電機は,一般に構造が複雑で高価である。
解き方
- 誘導発電機は,かご形誘導機を同期速度以上で回して発電するもので,励磁装置が不要で構造が簡単・堅ろうで安価である。
- 「構造が複雑で高価」とした選択肢3が最も不適当。
- 誘導発電機は系統への並列時に同期をとる操作が不要で,小水力や風力に用いられるが,並列時の突入電流による電圧降下や,系統から無効電力を消費する点に注意が要る。
選択肢ごとの解説
- 1.適当。同期発電機には回転界磁形と回転電機子形があり,大容量機は絶縁や集電の点で有利な回転界磁形である。
- 2.適当。界磁巻線に直流を供給し端子電圧を一定に保つ・調整する装置が励磁装置である。
- 3.最も不適当。誘導発電機は構造が簡単で安価である。
- 4.適当。誘導発電機は系統から励磁電流(無効電力)を受けて運転するので,単独運転はできない。
引っかけ:誘導発電機=構造簡単・安価・励磁不要だが,系統から無効電力をもらう。
同じ論点の過去問
令和8年度 No.12三相誘導電動機の同期速度・滑り・出力
令和7年度 No.5同期発電機の短絡比
令和7年度 No.12三相かご形誘導電動機の始動法
令和6年度 No.5変圧器の損失(鉄損と銅損)
令和6年度 No.12三相誘導電動機の速度制御
論点ページ:電気機器の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和5年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年6月11日(日)実施) No.6。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する