三相誘導電動機の滑りとトルク
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年6月11日(日)実施) No.15の問題です。論点は「電気機器」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
三相誘導電動機に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:1.滑りは,同期速度を,同期速度と回転子速度との差で除した値となる。
解き方
- 滑りは s = (Ns − N) / Ns で,同期速度と回転子速度との差を同期速度で除した値である。
- 記述は分子と分母が逆であり,選択肢1が最も不適当。たとえば同期速度1,500min⁻¹,回転速度1,440min⁻¹なら s = (1,500 − 1,440) / 1,500 = 0.04(4%)となる。
選択肢ごとの解説
- 1.最も不適当。滑りは(同期速度 − 回転子速度)÷ 同期速度である。
- 2.適当。二次抵抗と滑りが比例すれば(r₂/s一定),トルクは一定となる(比例推移)。巻線形誘導電動機の始動トルクの調整に利用される。
- 3.適当。負荷トルクが停動トルク(最大トルク)以上になると,電動機は停止する。
- 4.適当。実測効率は出力を入力で除した値である。
引っかけ:滑りの分母は同期速度。停止時 s = 1,同期速度で s = 0。
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→令和5年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年6月11日(日)実施) No.15。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する