直流電気鉄道の漏れ電流(電食)対策
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年6月12日(日)実施) No.77の問題です。論点は「電車線・道路設備の施工」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
直流電気鉄道における帰線の漏れ電流の低減対策に関する記述として,不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:2.架空絶縁帰線を設けて,レール電位の傾きを大きくした。
解き方
- 直流電気鉄道では,レールを流れる帰線電流の一部が大地に漏れ,地中の金属管などを電食させる。漏れ電流を減らすには,レールの電位の傾き(電位差)を小さくし,レールと大地の間の漏れ抵抗を大きくする。
- 架空絶縁帰線はレールの電流の一部を絶縁された帰線に分流させ,レール電位の傾きを小さくするものである。「傾きを大きくした」とした選択肢2が不適当。
選択肢ごとの解説
- 1.適当。クロスボンドを増設して帰線抵抗を小さくすると,レールの電位差が小さくなる。
- 2.不適当。架空絶縁帰線はレール電位の傾きを小さくするために設ける。
- 3.適当。変電所を増やしてき電区間を短くすると,帰線電流の経路が短くなり漏れ電流が減る。
- 4.適当。道床の排水をよくしてレールからの漏れ抵抗を大きくすると,漏れ電流が減る。
引っかけ:電食対策は「帰線抵抗を小さく,漏れ抵抗を大きく」。電位の傾きは小さくする。
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論点ページ:電車線・道路設備の施工の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和4年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年6月12日(日)実施) No.77。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する