令和3年度 No.7論点:電気機器重要度 B配点 1点未着手

変圧器の励磁突入電流

これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年6月13日(日)実施) No.7の問題です。論点は「電気機器」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

変圧器の励磁突入電流に関する記述として,不適当なものはどれか。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:1.励磁突入電流はひずみ波形であり,高調波を多く含み,特に第3調波の含有率が最も高い。

解き方

  1. 変圧器を電源に投入した直後には,鉄心の残留磁束と投入時の電圧の位相によって磁束が大きく偏り,鉄心が磁気飽和して大きな励磁突入電流が流れることがある。
  2. この電流は片側に偏ったひずみ波形で,直流分と第2調波を多く含む。比率差動継電器は,第2調波の含有率で突入電流を見分けて誤動作を防ぐ(第2調波抑制)。
  3. 第3調波の含有率が最も高いとした1が不適当である。

選択肢ごとの解説

  1. 1.不適当。含有率が最も高いのは第2調波である。
  2. 2.適当。継続時間は回路の時定数L/Rで決まり,L/Rが大きい大容量器ほど長く続く。
  3. 3.適当。投入直後に過渡的に流れ,定格電流の数倍から十数倍になることがある。
  4. 4.適当。一次側だけに流れるので差電流となり,比率差動継電器が内部事故と誤認するおそれがある。
引っかけ:突入電流=第2調波。第2調波抑制(第2調波ロック)で差動リレーの誤動作を防ぐ。

同じ論点の過去問

令和3年度の前後の問題

1級電気工事施工管理技士 第一次検定 過去問一覧(回別・論点別)

出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年6月13日(日)実施) No.7。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する