リアクトルの設置目的
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年6月13日(日)実施) No.8の問題です。論点は「電力系統」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
リアクトルの設置に関する記述として,不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:2.回路に直列に接続し,遅れ電流を抑制する。
解き方
- リアクトルは遅れの無効電力を消費する機器で,接続の仕方で目的が変わる。中性点に接続して地絡電流を制限する中性点リアクトル(消弧リアクトル),回路に直列に入れて短絡電流を制限する限流リアクトル,回路に並列に入れて進み電流を補償する分路リアクトル,コンデンサに直列に入れる直列リアクトルがある。
- 軽負荷時の進み電流(充電電流)を打ち消すのは,並列に入れる分路リアクトルである。回路に直列に接続して遅れ電流を抑制するとした2が不適当である。
選択肢ごとの解説
- 1.適当。中性点リアクトル(消弧リアクトル)を中性点と大地の間に接続して地絡電流を制限する。
- 2.不適当。直列に入れるのは短絡電流を抑える限流リアクトルで,進み電流は並列の分路リアクトルで補償する。
- 3.適当。直列リアクトルで第5調波などに対するコンデンサ回路を誘導性にして,高調波の流入・拡大を抑える。
- 4.適当。直列リアクトルは,コンデンサを投入したときの突入電流も抑える。
引っかけ:リアクトルは遅れの無効電力を消費するので,打ち消すのは「進み」電流。直列リアクトルはコンデンサ容量の6%が一般的とされる。
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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年6月13日(日)実施) No.8。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する