Y-△始動方式
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年6月13日(日)実施) No.15の問題です。論点は「電気機器」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
三相かご形誘導電動機のY-△始動方式に関する記述として,不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:2.始動時には,各相の固定子巻線に定格電圧の1/3の電圧が加わる。
解き方
- Y-△始動は,始動時に固定子巻線をY結線にして各相の巻線に加わる電圧を下げ,加速した後に△結線に切り換える方式である。
- Y結線では各相の巻線に加わる電圧は線間電圧(定格電圧)の1/√3になる。このため,線電流(始動電流)と始動トルクは△結線で全電圧始動したときの1/3になる。
- 巻線に加わる電圧を定格電圧の1/3とした2が不適当である。
選択肢ごとの解説
- 1.適当。切替え時に一瞬電源から切り離されるため,再投入で大きな突入電流が流れることがある(クローズドトランジション方式で抑える)。
- 2.不適当。各相の巻線に加わる電圧は定格電圧の1/√3である。
- 3.適当。巻線電流が1/√3,さらに△の線電流は相電流の√3倍なので,線電流で比べると1/3になる。
- 4.適当。トルクは電圧の2乗に比例するので(1/√3)²=1/3になる。
引っかけ:電圧は1/√3,電流とトルクは1/3。始動トルクも小さくなるので,負荷の重い電動機には向かない。
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→令和3年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年6月13日(日)実施) No.15。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する