高圧ケーブルのシールド接地とZCT
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月18日(日)実施) No.64の問題です。論点は「構内電気設備の施工」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
高圧ケーブルの地絡事故を検出するシールド接地工事を示す図として,不適当なものはどれか。

解答欄
正解
正解:3.3の図(引出用ケーブル)
解き方
- ZCTより負荷側のケーブルで地絡が起きると,地絡電流は導体を通ってZCTを通過し,シールドを通って接地点へ戻る。シールドの接地点がZCTの電源側にあると,シールドを戻る電流もZCTを通過し,導体の電流と打ち消し合って検出できない。
- そのため,ZCTの電源側でシールドを接地する場合は,接地線をZCTに通して打ち消しを解消する。接地点がZCTの負荷側にあれば,シールドの電流はZCTを通らないので,接地線を通す必要はない。
- 3はZCTの電源側にあるシールド接地線をZCTに通していないので,地絡電流を検出できない。3が不適当である。
選択肢ごとの解説
- 1.適当。電源側の接地線をZCTに通して,打ち消しを解消している。
- 2.適当。接地点がZCTの負荷側にあるので,接地線をZCTに通さなくてよい。
- 3.不適当。電源側の接地線をZCTに通していないので,シールドの電流で導体の地絡電流が打ち消される。
- 4.適当。ZCTを貫通する範囲のシールドから引き出した接地線をZCTに通しており,打ち消しを解消している。
引っかけ:シールド接地線をZCTに「通すか通さないか」は,接地点がZCTのどちら側にあるかで決まる。電源側なら通す,負荷側なら通さない。
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論点ページ:構内電気設備の施工の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和2年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月18日(日)実施) No.64。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する