ランキンサイクルのT-S線図
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年6月10日(日)実施) No.9の問題です。論点は「発電」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
図に示す汽力発電のランキンサイクルにおいて,タービンの入口から出口に至る蒸気のエントロピーSと絶対温度Tの変化を示す過程として,適当なものはどれか。

解答欄
正解
正解:4.5→6
解き方
- ランキンサイクルは,給水ポンプで断熱圧縮(1→2),ボイラで加熱・蒸発(2→3→4),過熱器で過熱(4→5),タービンで断熱膨張(5→6),復水器で凝縮(6→1)する。
- タービンでは高温高圧の過熱蒸気が断熱膨張して仕事をするので,エントロピーが一定のまま温度が下がる。T-S線図では垂直に下がる5→6の過程で,4が適当である。
選択肢ごとの解説
- 1.不適当。2→3はボイラで給水を飽和温度まで加熱する過程である。
- 2.不適当。3→4はボイラで水が蒸発する過程で,温度一定のままエントロピーが増える。
- 3.不適当。4→5は過熱器で飽和蒸気を過熱する過程である。
- 4.適当。5→6はタービンでの断熱膨張で,エントロピー一定のまま温度が下がる。
引っかけ:T-S線図で垂直の線は断熱変化(ポンプ・タービン),水平の線は等温変化(蒸発・凝縮)。タービンは高温側から下がる垂直線。
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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年6月10日(日)実施) No.9。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する