一直線上の点電荷に働く静電力
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年6月10日(日)実施) No.1の問題です。論点は「電気理論」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
図のように,真空中に,一直線上に等間隔r〔m〕で,4Q〔C〕,-3Q〔C〕,Q〔C〕の点電荷があるとき,Q〔C〕の点電荷に働く静電力F〔N〕を表す式として,正しいものはどれか。
ただし,真空の誘電率をε₀〔F/m〕とし,右向きの力を正とする。

解答欄
正解
正解:4.F=-Q²/(2πε₀r²)〔N〕
解き方
- クーロンの法則により,2つの点電荷の間に働く力はF=Q₁Q₂/(4πε₀r²)で,同符号なら反発力,異符号なら吸引力になる。
- 右端のQには,距離2rの4Qから反発力が右向きにF₁=4Q·Q/{4πε₀(2r)²}=Q²/(4πε₀r²),距離rの-3Qから吸引力が左向きにF₂=3Q·Q/(4πε₀r²)=3Q²/(4πε₀r²)働く。
- 右向きを正とすると,F=F₁-F₂=-2Q²/(4πε₀r²)=-Q²/(2πε₀r²)となり,4が正しい。
選択肢ごとの解説
- 1.誤り。クーロン力は距離の2乗に反比例するので,分母はr²になる。向きも逆である。
- 2.誤り。向きは正しいが,分母がrの1乗である。
- 3.誤り。大きさは正しいが,合力は左向き(負)である。
- 4.正しい。F=-Q²/(2πε₀r²)で,左向きの力である。
引っかけ:4Qまでの距離は2rなので,力は(1/2)²=1/4になる。向き(反発・吸引)の符号も確かめる。
同じ論点の過去問
令和8年度 No.1平行板コンデンサの静電容量
令和8年度 No.2一様な電界中で電荷を動かす仕事
令和8年度 No.3RLC直列回路の有効電力
令和8年度 No.4倍率器による電圧計の測定範囲の拡大
令和8年度 No.6Y結線の低圧コンデンサの無効電力
論点ページ:電気理論の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成30年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年6月10日(日)実施) No.1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する