平成29年度 No.8論点:電気機器重要度 B配点 1点未着手

高圧進相コンデンサの用語(JIS)

これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年6月11日(日)実施) No.8の問題です。論点は「電気機器」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。

高圧進相コンデンサに関する記述として,「日本工業規格(JIS)」上,誤っているものはどれか。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:3.はく電極コンデンサは,誘電体の一部が絶縁破壊しても自己回復することができるコンデンサである。

解き方

  1. コンデンサの電極には,金属はくを用いるはく電極と,誘電体のフィルムに金属を蒸着した蒸着電極がある。
  2. 蒸着電極は,誘電体の一部が絶縁破壊すると,その周りの薄い蒸着金属が蒸発して絶縁が回復する(自己回復)。はく電極では金属はくが厚いのでこの作用がない。
  3. したがって,はく電極コンデンサが自己回復できるとした3が誤りである。

選択肢ごとの解説

  1. 1.正しい。乾式コンデンサは,80℃において流動性のない固体含浸剤又は気体を充てんしたものと定義されている。
  2. 2.正しい。油入コンデンサは,80℃において流動性がある絶縁油などの液体含浸剤を充てんしたものと定義されている。
  3. 3.誤り。自己回復できるのは蒸着電極コンデンサで,はく電極コンデンサは自己回復しない。
  4. 4.正しい。保安装置内蔵コンデンサは,内部の異常時に異常素子を切り離し,それ以上電圧が加わらないようにする装置を内蔵したものである。
引っかけ:「自己回復」は蒸着電極の特徴で,はく電極ではない。乾式と油入の違いは「80℃で流動性があるかどうか」で区別する。
現行法令との関係:「日本工業規格(JIS)」は、2019年7月の法改正(工業標準化法 → 産業標準化法)で「日本産業規格(JIS)」に名称が変わった。この問題の答えは変わらない。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年6月11日(日)実施) No.8。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する