三相変圧器の結線
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年6月11日(日)実施) No.7の問題です。論点は「電気機器」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
三相変圧器の結線に関する記述として,不適当なものはどれか。
ただし,一次及び二次の線間電圧はインピーダンス降下を無視するものとする。
解答欄
正解
正解:2.Y-△結線は,二次側線間電圧の位相が一次側線間電圧より60°遅れている。
解き方
- Y-△結線や△-Y結線では,一次と二次の線間電圧の間に30°の位相差(角変位)が生じる。Y-Y結線や△-△結線では位相差は生じない。
- 二次側線間電圧の位相が60°遅れるとした2が不適当である。
- このため,Y-△と△-△のように角変位の違う変圧器は並行運転できない。
選択肢ごとの解説
- 1.適当。二次側をY結線にすると中性点を接地でき,線間電圧も相電圧の√3倍になるので,発電所の昇圧用に多く用いられる。
- 2.不適当。Y-△結線の一次・二次の線間電圧の位相差は30°である。
- 3.適当。△結線では線電流は相電流の√3倍,線間電圧は相電圧に等しい。
- 4.適当。第3調波電流が△巻線(安定巻線)内を環流するので,誘導起電力のひずみが抑えられる。
引っかけ:Y-△・△-Yの角変位は30°である。60°ではない。Y結線は中性点を接地でき,△結線は第3調波を環流させる,という役割の違いも合わせて覚える。
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→平成29年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年6月11日(日)実施) No.7。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する