三相誘導電動機の始動方式
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年6月11日(日)実施) No.30の問題です。論点は「電気機器」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
三相誘導電動機の始動方式に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:1.スターデルタ始動法は,始動トルクが全電圧始動時の1/√3になる。
解き方
- スターデルタ始動は,始動時に巻線をY結線にして始動し,加速後に△結線に切り替える方法である。Y結線では各巻線にかかる電圧が△結線の1/√3になる。
- 巻線電流も1/√3になるが,線電流は△結線では巻線電流の√3倍なので,Y結線の始動電流(線電流)は全電圧始動の1/3になる。トルクは電圧の2乗に比例するので始動トルクも1/3になる。
- 始動トルクを1/√3とした1が不適当である。
選択肢ごとの解説
- 1.不適当。始動トルクは全電圧始動の1/3になる。
- 2.適当。始動時に直列のリアクトルで電圧を下げて始動電流を抑え,加速後に短絡する。
- 3.適当。単巻変圧器で電圧を下げて始動する方式で,タップ50%なら始動電流・トルクは25%になる。切替え時にも電流が途切れないので,大容量の電動機に用いられる。
- 4.適当。インバータで周波数と電圧を低い値から徐々に上げて始動するので,始動電流を小さく抑えられる。
引っかけ:Y-△始動で1/√3になるのは巻線電圧。始動電流(線電流)とトルクは1/3である。
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→平成29年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年6月11日(日)実施) No.30。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する