秋の剪定で翌年の花芽を失う花木
これは2級造園施工管理技士 第一次検定 令和2年度 後期(2020年11月15日(日)実施) No.13の問題です。論点は「植栽・移植」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
秋期に剪定すると,翌年に開花する花芽が切り取られて開花数を大きく減少させてしまう花木として,該当するものはどれか。
解答欄
正解
正解:(1) ドウダンツツジ
解き方
- ドウダンツツジは,前年の夏(7〜8月頃)に枝先に花芽を分化させ,翌春に開花する。秋に刈込みや剪定を行うと,すでにできている花芽を切り取ってしまい,翌年の開花数が大きく減る。剪定は花後すぐに行うのがよい。よって(1)が該当する。
- サルスベリとムクゲは,春から伸びた新梢(当年枝)に花芽を分化させてその年の夏に開花するので,落葉期から早春に剪定しても翌年の開花への影響は小さい。ハクチョウゲは萌芽力が強く刈込みに耐える低木で,生垣などとして刈り込んで仕立てられる。
選択肢ごとの解説
- (1)該当する。ドウダンツツジは夏に花芽をつくり翌春に開花するので,秋の剪定で花芽を失う。
- (2)該当しない。ハクチョウゲは萌芽力が強く,刈り込んで仕立てる生垣向きの低木である。
- (3)該当しない。サルスベリは当年枝に花芽をつけて夏に開花する。
- (4)該当しない。ムクゲは当年枝に花芽をつけて夏に開花する。
引っかけ:春に咲く花木(ツツジ類・ウメ・サクラ・ドウダンツツジなど)は前年の夏に花芽ができる。夏に咲くサルスベリ・ムクゲ・キョウチクトウは当年枝に花芽がつく。
同じ論点の過去問
令和8年度 前期 No.10造園樹木の植付け(植穴・時期・剪定)
令和8年度 前期 No.11植物の施肥(元肥・お礼肥・硫安・葉面散布)
令和8年度 前期 No.12秋に剪定しても翌年の開花に支障がない花木
令和8年度 前期 No.37ヤマザクラの移植(植付けと八ツ掛支柱)
令和8年度 前期 No.38ケヤキの根回し(溝掘り式)
論点ページ:植栽・移植の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和2年度 後期の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級造園施工管理技士 第一次検定 令和2年度 後期(2020年11月15日(日)実施) No.13。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する