移動式クレーンの作業(資格・強風・立入禁止)
これは2級造園施工管理技士 第一次検定 平成30年度 前期(2018年6月3日(日)実施) No.34の問題です。論点は「安全管理」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
移動式クレーンの作業に関する記述のうち,「労働安全衛生法」上,誤っているものはどれか。
解答欄
正解
正解:(3) 強風のために作業の危険が予想され,移動式クレーンが転倒するおそれがあったため,ジブの位置を固定させる等の措置を講じた上で,移動式クレーンを用いた作業を実施した。
解き方
- クレーン等安全規則第74条の3では、強風のため移動式クレーンに係る作業の実施について危険が予想されるときは、作業を中止しなければならない。ジブの位置を固定させる等の措置(同規則第74条の4)は、作業を中止した場合に移動式クレーンが転倒するおそれがあるときに講じる措置であり、措置を講じて作業を続けてよいという規定ではない。よって(3)が誤っている。
- つり上げ荷重1t以上の移動式クレーンの玉掛けの業務は玉掛け技能講習修了者(同規則第221条)、つり上げ荷重5t以上の移動式クレーンの運転の業務は移動式クレーン運転士免許を受けた者(同規則第68条)でなければ就かせてはならない。ハッカーを用いて玉掛けをした荷がつり上げられているときは、つり荷の下への立入りを禁止しなければならない(同規則第74条の2)。
選択肢ごとの解説
- (1)正しい。つり上げ荷重1t以上の移動式クレーンの玉掛けは、玉掛け技能講習修了者が行う。
- (2)正しい。つり上げ荷重5t以上の移動式クレーンの運転は、移動式クレーン運転士免許を受けた者が行う。
- (3)誤り。強風で危険が予想されるときは作業を中止しなければならず、ジブの固定は中止したときの転倒防止の措置である。
- (4)正しい。ハッカーを用いて玉掛けをした荷がつり上げられているときは、つり荷の下への立入りを禁止する。
引っかけ:強風時は「作業中止」が先。ジブの固定は中止したあとの転倒防止の措置である。
現行法令との関係:クレーン等安全規則第74条の2のつり荷の下への立入禁止は、2025年4月の改正で、禁止の対象が労働者から作業場で作業に従事する者(請負人や一人親方などを含む)に広がり、禁止する旨を見やすい箇所に表示するなどの方法で禁止することになった(2026年4月からの条文の用語は「作業従事者」)。この問題の答えは変わらない。
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論点ページ:安全管理の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成30年度 前期の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級造園施工管理技士 第一次検定 平成30年度 前期(2018年6月3日(日)実施) No.34。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する