作業員の稼働率を低下させる要因・突貫工事の施工管理上の弊害
これは1級造園施工管理技士 第二次検定 令和5年度(2023年12月3日(日)実施) 問題3 設問(2)(ロ)(ハ)の問題です。論点は「工程管理」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 2 手順・引っかけの指摘が読めます。
(2) 工程計画に関して、次の(イ)〜(ハ)に答えなさい。
【問題3】工程管理に関して、以下の設問(1)〜(3)について答えなさい。
(ロ) 工事における1日の作業量を維持するためには、作業員の稼働率を維持することが重要である。作業員の稼働率を低下させると考えられる一般的な要因を3つ記述しなさい。
(ただし、設計変更や発注者の指示による待機は除く。)
(ハ) 工事期間を短縮するためにいわゆる突貫工事を行う場合の、施工管理上の弊害について記述しなさい。
(ただし、安全管理に関することは除く。)
解答欄
正解
前工程の遅れや段取りの不備で、作業員に手待ち時間が生じる。
29 字降雨・強風・猛暑などの悪天候で、作業を中断・中止する。
建設機械の故障や不調で作業が止まり、作業員が待機する。
資材・樹木の搬入が遅れ、作業員が待機する。
資材・樹木の搬入が遅れ、作業員が待機する。
21 字作業指示や打合せが不十分で、作業のやり直しや待ちが生じる。
現場内の移動や資材の小運搬に時間がかかる。
作業員の体調不良や疲労で、作業能率が下がる。
降雨・強風・猛暑などの悪天候で、作業を中断・中止する。
27 字建設機械の故障や不調で作業が止まり、作業員が待機する。
作業員の体調不良や疲労で、作業能率が下がる。
作業指示や打合せが不十分で、作業のやり直しや待ちが生じる。
作業員や機械を急に増やして夜間・休日も作業するため、段取りや確認が不十分になって品質が低下し、工事原価も大きく増える。
59 字施工速度を無理に上げるため、植栽の適期や養生期間を守れず出来形・品質が悪くなり、残業代や機械の増加で工事費が割高になる。
1日の施工量を最適な規模より増やすと単位当たりの原価が急に上がり、作業の手直しや品質不良も増えて、かえって損失が大きくなる。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- (ロ) 作業員の稼働率は、作業員が実際に作業している時間の割合。手待ち(前工程の遅れ、資材・樹木の搬入遅れ、段取り不足)、機械の故障、悪天候による中断、作業指示の不備によるやり直し、現場内の移動・小運搬、作業員の体調不良などで下がる。設計変更や発注者の指示による待機は除外されている。
- (ハ) 突貫工事は、作業員・機械を増やしたり夜間・休日作業をしたりして工期を無理に縮める施工である。工程と原価の関係では、施工速度を最も経済的な速さより上げると単位施工量当たりの原価が急に増える。また、段取り・確認・養生が不十分になりやすく、品質・出来形の低下や手直しにつながる。造園工事では植栽の適期や芝・植栽の養生期間を守れないことも弊害になる。
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令和5年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級造園施工管理技士 第二次検定 令和5年度(2023年12月3日(日)実施) 問題3 設問(2)(ロ)(ハ)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する